吉祥寺で「ブレインフォグ」による集中力低下・思考力のもやを和らげる鍼灸治療

2025.10.22

「頭がぼんやりする」「考えがまとまらない」「集中できない」――そんな感覚はありませんか？
それは「ブレインフォグ（Brain Fog／脳の霧）」と呼ばれる状態かもしれません。
ストレスや睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどが影響し、脳が“霞がかったような”状態になることで、思考力や集中力が低下します。

この記事では、ブレインフォグの主な症状や原因、そして当院で行っている鍼灸治療によるサポートについて詳しくご紹介します。

「ブレインフォグ」とは？主な症状

ブレインフォグは、医学的な病名ではなく、“脳がぼんやりする”状態を指す言葉です。
単なる疲れではなく、心身のバランスの乱れから起こることが多く、次のような症状を伴います。

集中力・記憶力の低下
仕事や勉強に身が入らない
会話中に言葉が出てこない
眠っても疲れが取れない
頭の重だるさ、倦怠感

👉 自律神経の乱れや脳の血流低下が背景にあることが多いです。

こんなときは医療機関を受診してください

ブレインフォグに似た症状でも、重大な疾患が隠れている場合があります。
特に以下のようなケースは、自己判断せず速やかに医療機関での診察を受けましょう。

強い頭痛やめまいを伴う
記憶障害が進行している
抑うつ症状や意欲低下が続いている

👉 鍼灸はあくまで医療機関での治療を補完するサポートとして行います。

なぜブレインフォグが起こるのか？

原因はひとつではなく、生活習慣・ストレス・ホルモンバランスなどが複雑に関係します。

ストレスや自律神経の乱れ
　ストレスが続くと交感神経が優位になり、脳への血流が低下。思考や集中力が落ちやすくなります。
睡眠不足や疲労
　脳の回復が不十分になることで、情報処理能力が低下します。
ホルモンバランスの変化
　更年期や月経周期の影響で、自律神経や神経伝達物質の働きが乱れることがあります。
冷え・血行不良
　首や肩のこりが強いと、脳への血流が悪化し、頭がぼんやりします。

👉 ブレインフォグは「脳だけの問題」ではなく、全身のバランスの乱れから起こるサインです。

東洋医学から見たブレインフォグ

東洋医学では、ブレインフォグは「気」「血」「水」の滞りによるものと考えます。

気滞（きたい） … ストレスなどで気の巡りが滞ると、頭の重さや集中力低下が起こる。
瘀血（おけつ） … 血流が悪くなり、脳への酸素供給が不足すると、頭のもやや重だるさが出やすい。
痰濁（たんだく） … 体内の老廃物がたまり、頭が「どんより」する感覚につながる。

👉 つまり、心身の巡りを整え、「頭の流れ」を良くすることが改善の鍵になります。

吉祥寺で受けられる鍼灸の役割

当院の鍼灸治療は、ブレインフォグの根本にある自律神経の乱れ・血流低下を整えることを目的としています。

自律神経のバランスを整える
　頭や首、背中にあるツボを刺激し、交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズに。
脳の血流を促す
　後頭部や肩周囲の筋緊張を和らげ、酸素・栄養を脳へ届けやすくします。
東洋医学的体質改善
　気滞・瘀血・痰濁など、個々の体質に合わせたツボ選びで、根本から整えます。

👉 “頭がスッキリする”感覚を取り戻すためのサポートを行います。

自宅でできるセルフケアとツボ押し

日常生活にちょっとした工夫を取り入れることで、ブレインフォグの改善を助けます。

深呼吸・瞑想 … 1日5分でも呼吸を整えるだけで自律神経が安定
軽いストレッチ … 首・肩を回して血流を促す
ツボ押し
- 百会（ひゃくえ）… 頭のてっぺん。脳の巡りを整える代表的ツボ
- 風池（ふうち）… 首の後ろのくぼみ。頭の重だるさや肩こりに
- 内関（ないかん）… 手首の内側。自律神経を落ち着かせる