【吉祥寺 不安神経症 鍼灸】漠然とした不安、常に緊張する心身でお悩みの方へ

「理由もなく漠然とした不安がずっと続いている」「常に心臓がドキドキしたり、胃の調子が悪かったりする」「些細な出来事でも過度に心配してしまい、物事に集中できない」。これらの症状は、不安神経症(不安障害)の特徴です。不安神経症は、日常生活に支障をきたすほどの過剰な不安や心配が持続し、それに伴って動悸、頭痛、めまい、不眠などの様々な身体症状(自律神経症状)を伴います。その背景には、脳の扁桃体など不安を司る部位の過活動や、神経伝達物質のバランスの乱れ、そして慢性的な自律神経の過緊張があると考えられています。薬物療法やカウンセリングが一般的ですが、「常に肩に力が入っている」「体の緊張が解けない」といった身体症状を訴える方も多く、鍼灸治療が有効な場合があります。

 

この記事では、不安神経症の主な症状と、そして、過敏になった自律神経を穏やかに整え、身体症状と漠然とした不安を緩和するサポートに鍼灸がどのように役立つのかをご紹介します。吉祥寺にある当院の鍼灸は、医療機関での治療を前提に、心身の慢性的な緊張の緩和、不安の波を小さくする体質改善、そして心にゆとりを取り戻すことを目指します。


なぜ「不安」が体に現れるのか?東洋医学で捉える「心と肝の乱れ」

不安神経症の身体症状は自律神経の乱れが原因ですが、東洋医学では特に「心(しん)」と「肝(かん)」の働きの異常として捉えます。

 

不安神経症の主な身体症状と東洋医学の捉え方

症状

 

東洋医学の捉え方

 

関連する臓器

 

・動悸、不眠、多夢 心神の不安:「心」が司る精神活動(神)が過剰に興奮し、不安や興奮が抑えられない状態。 心(しん)
・肩こり、頭痛、イライラ 肝気鬱結:ストレスや過剰な心配により「肝」の気の巡りが滞り、筋肉の緊張や感情の起伏として現れる。 肝(かん)
・胃腸の不調、食欲不振 脾胃の虚弱:過度の心配が消化器系(脾胃)の機能を弱らせ、体力の低下や消化不良を招く。 脾(ひ)

 

東洋医学では、長期にわたる過剰な心配や不安(思慮過多)が「肝」や「脾」を疲弊させ、その結果、「心」の精神状態が不安定になることで、動悸や不眠、身体の緊張が持続すると考えます。鍼灸は、この「心・肝・脾」の連携を整え、不安を感じにくい体質づくりを目指します。


【吉祥寺 不安神経症 鍼灸】が心身の慢性的な緊張を解く理由と目的

不安神経症に対する鍼灸治療は、主に交感神経の過剰な働きを抑制し、体の緊張と不安感のサイクルを断ち切ることを目的としています。

 

当院の施術:「自律神経のリセット」と「心神の安定化」へのアプローチ

当院の施術では、以下の3つの柱で不安神経症の症状緩和を目指します。

 

  1. 自律神経系の慢性的な緊張を緩和:首(特に後頭部から頚部)、背中(自律神経節)、そしてお腹のツボに優しく鍼刺激を行い、副交感神経の働きを促します。これにより、常に戦闘状態にある交感神経の過緊張を解き、心身を深いリラックス状態に導きます。

  2. 「心神」の安定と感情の調整:「心」を鎮める特効ツボ(神門、内関など)や、ストレスを解消する「肝」のツボ(太衝など)にアプローチし、漠然とした不安感や動悸を和らげます。この精神的な安定が、不安の波を小さくします。

  3. 胃腸機能の回復と体力の維持:不安や心配は胃腸に負担をかけるため、「脾胃」を補うツボ(足三里、中脘など)に温灸などを併用し、消化吸収機能を高めます。体力がつくことで、不安に対する抵抗力も向上します。


💡 【鍼灸治療の症例】

症例 1:慢性的な動悸と不眠を伴う不安神経症の改善ケース

 

  • ・患者様: 40代 女性(主婦)

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  • ・主訴: 漠然とした不安が続き、夜中に動悸で目が覚める。常に首から肩にかけての緊張が強く、体が休まらない。

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  • ・症状の経過: 数年前から不調を感じ始め、特に子どもの進学などが重なり症状が悪化。東洋医学では「心神の不安」と「肝気鬱結」が主因。

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  • ・鍼灸アプローチ: 首と背中のツボへの優しい鍼通電療法で、自律神経の過緊張をリセット。「心」を鎮める手首のツボに集中してアプローチし、動悸と不安感を緩和。全身の血流とリラックスを目的とした施術を行った。

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  • ・治療経過と結果: 4回目の施術後から夜間の動悸が消失し、睡眠導入剤なしで眠れる日が増加した。不安を感じることはあるが、「以前より不安の波が小さくなった」と実感。心身の安定のため、週1回の治療を継続中。

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症例 2:過度な心配と胃腸の不調(胃痛)を伴う不安神経症の改善ケース

 

  • ・患者様: 30代 男性(SE)

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  • ・主訴: 仕事や将来に対して過度に心配する傾向があり、それと同時に慢性的な胃痛と食欲不振がある。常に集中力が持続しない。

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  • ・症状の経過: 忙しい仕事と過剰な責任感から体調を崩した。東洋医学では「脾胃の虚弱」と「気滞」が顕著。

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  • ・鍼灸アプローチ: 胃のツボ(中脘、足三里など)に優しく鍼とお灸を施し、消化器系の機能回復に集中。「肝」のツボを用いて過剰な心配による気の滞りを解消。背中の交感神経にアプローチし、全身の緊張を緩めた。

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  • ・治療経過と結果: 3回目の施術後から胃の痛みが軽減し、食欲が回復。体が楽になったことで過度な心配が減少し、仕事への集中力も回復した。胃腸機能の改善とともに、不安を感じる頻度が大幅に減少した。

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自宅でできる!「不安神経症」を和らげるためのセルフケア

鍼灸院での治療と合わせて、ご自宅でもできるセルフケアを取り入れることで、不安の波を穏やかにするサポートができます。

 

  • 「寝る前」のリラックス習慣:就寝1時間前にはスマートフォンやPCの使用を避け、照明を落として過ごす習慣をつけましょう。軽いストレッチや瞑想、または好きな香りのアロマを焚くなど、副交感神経を優位にする工夫が効果的です。

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  • 深呼吸と腹部の温め:不安を感じるときは、ゆっくりと息を長く吐く腹式呼吸を数回繰り返しましょう。また、胃腸の働きを助けるため、腹巻や使い捨てカイロでお腹を常に温めましょう。

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  • 簡単なツボ押し:不安や動悸を和らげるツボを優しく押しましょう。

    •    ・内関(ないかん):手首の横ジワから指3本分上の真ん中。動悸、不安、吐き気を鎮める特効ツボです。

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    •    ・太衝(たいしょう):足の甲、親指と人差し指の骨が交わる付け根。ストレスによるイライラや緊張を緩和します。

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    •    ・合谷(ごうこく):手の甲、親指と人差し指の骨が交わる付け根。全身の気の巡りを整える万能ツボです。


❓ よくある質問(FAQ)

Q1. 漠然とした不安が続いているとき、鍼灸はどのような作用がありますか?

A. 鍼灸は、不安そのものを消すというよりも、不安によって生じる身体症状(動悸、不眠、胃の不調など)を緩和することで、不安の波を小さくする作用があります。

 

  • ・身体症状が和らぐと、「発作的な不調が来ない」という安心感が生まれ、結果として漠然とした不安が軽減されます。

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  • ・鍼刺激がセロトニンなどの神経伝達物質の放出を促し、脳のリラックスを助けることも研究で示唆されています。


Q2. 鍼灸治療で、過度に心配してしまう性格そのものを変えられますか?

A. 鍼灸は、性格そのものを変えるものではありませんが、不安を感じやすい「体質」を変えることは可能です。

 

  • ・東洋医学では、「脾(消化器系)」の虚弱が「思慮過多(心配しすぎること)」と深く関わると考えます。

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  • ・鍼灸で脾胃の働きを回復させ、体力をつけることで、不安や心配に対する精神的な抵抗力が向上し、物事を過度に心配しなくなる変化が期待できます。


Q3. 鍼灸治療は、心療内科や精神科での治療と併用できますか?

A. はい、安全に併用していただけます。

 

  • ・鍼灸は、薬では届きにくい慢性的な身体の凝りや自律神経の過緊張を緩和することを得意としています。

 

  • ・薬物療法や認知行動療法と並行して鍼灸を受けることで、治療効果を補完・促進し、症状の早期安定に繋がります。必ず主治医の許可を得て、ご来院ください。


Q4. 不安神経症の治療はどのくらいの期間がかかりますか?

A. 不安神経症は長期的な治療が必要なケースが多いですが、3〜4ヶ月を目安に集中的に治療を行うことで、身体症状の大きな改善が見込めます。

 

  • ・初期(集中期)週1回のペースで通院し、自律神経を安定させることに専念します。

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  • ・安定期:症状が落ち着いたら、月1〜2回のメンテナンスに移行し、再発を防ぐための心身の土台づくりを継続します。


吉祥寺で「不安神経症」のつらさにお悩みなら、当院の鍼灸へご相談ください

「終わりの見えない不安から解放されたい」「薬の量を減らしたい」とお考えではありませんか?吉祥寺にある当院では、不安神経症に伴う漠然とした不安、動悸、胃の不調といったつらい症状にお悩みの方に対し、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの鍼灸治療を行っています。

あなたの心身の過緊張を解き、穏やかな日常を取り戻せるよう、心を込めてお手伝いさせていただきます。

まずはお電話またはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

 

 

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