【吉祥寺月経痛鍼灸】毎月の重い生理痛、鎮痛剤が手放せないあなたへ-武蔵野市を代表する鍼灸院

【吉祥寺月経痛鍼灸】毎月の重い生理痛、鎮痛剤が手放せないあなたへ

2025.12.07

「生理のたびにお腹や腰がズキズキ痛む」「痛み止めを飲まないと仕事や学校に行けない」「経血にレバー状の塊が多く、気分がすぐれない」。このような月経痛（生理痛）は、女性の生活の質（QOL）を大きく低下させる深刻な悩みです。月経痛は、子宮内膜が剥がれる際に分泌されるプロスタグランジンという物質が子宮を過度に収縮させることで起こります。しかし、その痛みが重くなる背景には、子宮内膜症や子宮筋腫といった疾患（器質性月経困難症）や、冷え、骨盤内の血流不足、過度なストレスによる自律神経の乱れ（機能性月経困難症）が深く関わっています。特に、子宮周辺の血の滞り（瘀血）は、生理痛を増悪させる主な原因です。

この記事では、月経痛の主な原因と、そして、子宮・骨盤内の血流を強力に改善し、痛みを和らげるサポートに鍼灸がどのように役立つのかをご紹介します。吉祥寺にある当院の鍼灸は、現代医学的な診断を前提に、痛みの緩和、体質の根本改善、そして鎮痛剤に頼らない快適な生理期間を目指します。

あなたの月経痛はどのタイプ？痛みの原因と東洋医学の捉え方

月経痛は、その原因によって「機能性」と「器質性」に分けられます。東洋医学では、痛みの原因を「血の巡り」と「冷え」の問題として捉えます。

月経痛の主な原因と特徴

タイプ	特徴	主な原因
・機能性月経困難症	若年者に多い。検査で明らかな異常は見当たらない。	プロスタグランジンの過剰分泌、冷え、骨盤内の血流不良、ストレス。
・器質性月経困難症	年齢とともに痛みが強くなることが多い。	子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症など、疾患が原因。

東洋医学から見た「月経痛」と体質

体質分類	主な症状	痛みの性質と原因
・瘀血（おけつ）	刺すような激しい痛み、経血にレバー状の塊が多い。	骨盤内の血流が滞り、古い血がスムーズに排出されないことによる痛み。
・寒凝（かんぎょう）	お腹を温めると痛みが楽になる、手足やお腹の冷えが強い。	冷えにより血管が収縮し、血流が悪化して痛みが強くなる。
・気滞（きたい）	イライラや腹部の張りが強い、痛みが移動する感じがある。	ストレスで「気」の巡りが滞り、血の巡りも妨げられることによる痛み。

このように、月経痛の背景には「血の滞り」と「冷え」が深く関わっており、これらを改善することが痛みの緩和と根本改善に繋がります。

【吉祥寺月経痛鍼灸】が重い生理痛にアプローチできる理由と目的

月経痛に対する鍼灸治療は、痛みの原因物質（プロスタグランジン）の過剰な働きを抑え、子宮周辺の血流を強力に改善することを目的としています。

当院の施術：「血流改善」と「鎮痛作用」への集中アプローチ

当院の施術では、以下の流れで月経痛にアプローチします。

骨盤内血流の強力な促進（瘀血・寒凝の改善）:仙骨部（お尻の上）や下腹部（子宮周辺）のツボに鍼通電療法（パルス）や温灸を集中して使用します。これにより、子宮・卵巣の血流を強力に改善し、痛みの原因となる瘀血（古い血の塊）の排出を促します。
鎮痛・鎮痙作用による痛みの緩和:鍼刺激は、脳内でのエンドルフィンなどの鎮痛物質の分泌を促します。また、子宮を過度に収縮させている自律神経の過緊張を緩和することで、子宮の痙攣（痛み）を直接和らげる作用も期待できます。
全身の体質改善:冷えの原因である「腎」や「脾」の機能を高めるツボ（三陰交、太谿など）を使用し、生理痛の起こりにくい体質へと整えていきます。特に、鎮痛剤で冷えやすくなった体を温めることを重視します。

💡 【鍼灸治療の症例】

症例 1：重度の生理痛と経血の塊（瘀血）の改善ケース

・患者様: 30代女性（デスクワーク）
・主訴: 生理痛が非常に重く、毎月必ず鎮痛剤を服用。レバー状の塊が多く、出血量も多い（過多月経傾向）。
・症状の経過: 学生時代から痛みが強く、子宮内膜症を指摘されたことも。東洋医学では「瘀血」と「寒凝」が顕著。
・鍼灸アプローチ: 生理前と生理中の治療に重点を置いた周期療法を実施。仙骨部と下腹部への温灸とパルス療法で骨盤内の血流を徹底的に改善。「血の巡り」を促すツボを全身に使い、デトックスをサポート。
・治療経過と結果: 最初の生理で痛みのピークが短縮し、鎮痛剤の使用回数が減少。3ヶ月後には、経血の塊がほぼ見られなくなり、生理痛が鎮痛剤なしでも過ごせる程度まで改善した。

症例 2：ストレスと冷えによる機能性月経困難症の改善ケース

・患者様: 20代女性（サービス業、立ち仕事）
・主訴: 生理の2〜3日前から痛みが始まり、下腹部と腰の鈍痛が続く。手足の冷えと生理前のイライラが強い。
・症状の経過: 病院で器質的な問題なし（機能性）と診断。仕事のストレスと冷えが主な原因。
・鍼灸アプローチ: 生理前（黄体期）の治療を特に重視し、自律神経を整えるツボでイライラ（気滞）を緩和。「脾」「腎」を補うツボと、足首のツボへの温灸で冷えを解消し、子宮を温めることに集中した。
・治療経過と結果: 2回目の生理から生理前の痛みがなくなり、イライラも大幅に軽減。基礎体温の低温期と高温期の差が安定し、手足の冷えも改善。鍼灸を継続することで、生理期間中も快適に過ごせるようになった。

自宅でできる！「生理痛を和らげる」ためのセルフケア

鍼灸院での治療と合わせて、ご自宅でもできるセルフケアを取り入れることで、痛みの緩和と体質改善をサポートできます。

・「温活」の徹底と避けるべきこと:生理期間中、腹部と腰を温めることを徹底しましょう。使い捨てカイロを下腹部や仙骨部に貼るのが有効です。逆に、体を冷やす食べ物（夏野菜、冷たい飲み物）や、体を締め付ける下着は避けましょう。
・子宮の周りのストレッチ:股関節周りの筋肉（内転筋、腸腰筋）をストレッチで緩めることは、骨盤内の血流改善に役立ちます。無理のない範囲で、開脚ストレッチや腰を軽くひねる動きを取り入れましょう。
・簡単なツボ押し:痛みが強いときにも有効なツボです。優しく押したり、温めたりしましょう。
- 　　・三陰交（さんいんこう）:内くるぶしから指4本分上の骨の際。生理痛全般、冷え、血流改善に非常に効果的です。
- 　　・血海（けっかい）:膝のお皿の内側上端から指3本分上。「血」を調整し、瘀血の改善に役立つツボです。
- 　　・関元（かんげん）:おへそから指4本分下の場所。子宮を温め、痛みを和らげます。