【吉祥寺慢性上咽頭炎鍼灸】喉の違和感、後鼻漏、全身倦怠感でお悩みの方へ

2025.10.13

「喉の奥に何かがへばりついたような違和感（イガイガ）が続く」「鼻水が喉に流れる後鼻漏（こうびろう）で咳が出る」「原因不明の全身倦怠感や頭痛に悩んでいる」。このような症状は、「慢性上咽頭炎（まんせいじょういんとうえん）」が原因かもしれません。上咽頭は、鼻の奥と喉の境目にある場所で、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ重要な免疫器官です。この上咽頭が慢性的に炎症を起こすと、上記の症状だけでなく、自律神経の乱れや免疫機能の低下を引き起こし、全身にわたる不調（不定愁訴）を招くことが知られています。

この記事では、慢性上咽頭炎の主な症状と原因、そして、炎症を繰り返さない体質へと整えるサポートに鍼灸がどのように役立つのかをご紹介します。吉祥寺にある当院の鍼灸は、医療機関での診断と治療を前提に、首の過剰な凝りや熱の改善、免疫力の向上、そして自律神経の安定を目指します。

あなたの不調は「慢性上咽頭炎」？主な症状と必ず医療機関へ

慢性上咽頭炎は、喉の局所的な症状だけでなく、全身の不調を伴うことが特徴です。

慢性上咽頭炎の主な症状

・喉の違和感・異物感: 喉の奥に痰や何かが詰まっているようなイガイガ感やへばりつくような不快感が持続します。
・後鼻漏・咳: 鼻の奥から鼻水が喉の奥へ流れ落ち、それが刺激となって痰が絡んだような咳や喉の痛みを伴います。
・全身の不定愁訴: 原因不明の倦怠感（だるさ）、頭痛、めまい、不眠、さらには集中力の低下や微熱など、全身にわたる不調（EAT/Bスポット治療の適応となる症状）を引き起こすことがあります。
・首肩の強い凝り: 上咽頭の炎症は、首の奥の筋肉（特に頚椎周辺）の緊張を強め、それが頭部への血流を阻害し、症状を悪化させる悪循環を招きます。

重要な注意点：必ず医療機関を受診してください

喉の違和感や鼻の奥の症状は、他の耳鼻咽喉科疾患の可能性もあります。自己判断せずに、症状を自覚したら速やかに耳鼻咽喉科などの医療機関を受診し、適切な診断を受けることが必須です。

吉祥寺にある当院の鍼灸治療は、医療機関での診断と治療（Bスポット療法など）を前提としたものであり、症状の緩和、炎症が慢性化する体質の改善、全身の回復力促進のサポートを目的としています。鍼灸単独で上咽頭炎の原因疾患を治療するものではありません。

なぜ「上咽頭炎」が慢性化するのか？東洋医学から見た問題

慢性上咽頭炎は、炎症がなかなか治まらない状態ですが、東洋医学では、炎症が続く原因を「体内の熱」と「自然治癒力の低下」にあると考えます。

東洋医学から見た「慢性上咽頭炎」と体質

東洋医学では、上咽頭の炎症と全身の不定愁訴を、五臓六腑の「胃（い）」、「大腸（だいちょう）」、そして「肝（かん）」の機能異常と強く関連付けて捉えます。

・胃熱（いねつ）と肺熱: 過食、ストレス、不規則な生活などで胃に熱がこもると、その熱が咽喉部へと上昇し、上咽頭の炎症を悪化させると考えます。また、上咽頭の症状は、呼吸器を司る「肺」や大腸経の経絡（ツボの道）にも現れやすいとされます。
・肝火（かんか）と首の凝り: 強いストレスやイライラは「肝」のエネルギーを過剰にし、「肝火」となって上衝します。この熱は自律神経を乱し、首や肩の筋肉を極度に緊張させ、頭部へ熱がこもりやすい状態（頭部への血流阻害）を作り、炎症を慢性化させます。
・自然治癒力の低下: 疲労や免疫の低下により、東洋医学でいう「治る力」が落ちているため、炎症を鎮める力が弱まっています。鍼灸では、この全身の治癒力を引き上げることを重視します。

このように、上咽頭炎を「炎症の局所の問題」だけでなく、「体内の過剰な熱と自律神経の乱れ、免疫力の低下」として捉え、根本的な体質改善を目指します。

【吉祥寺慢性上咽頭炎鍼灸】がつらい症状にアプローチできる理由と目的

慢性上咽頭炎に対する鍼灸治療は、現代医療の診断・治療を補完する形で行われます。鍼灸は主に、首の凝りの解消による炎症の悪化阻止、自律神経の安定、そして炎症を繰り返さない体質への改善を目的としています。

当院の施術：「首のコリ解消」と「炎症を鎮める体質調整」

当院の施術では、以下の流れで慢性上咽頭炎にアプローチします。

首・肩の過剰な凝りの徹底緩和: 慢性上咽頭炎の真の原因とされる首（特に頚椎）から胸椎にかけての強い凝りに対し、鍼刺激を施します。これにより、頭部への熱の停滞を防ぎ、血流・リンパの流れを改善することで、上咽頭への負担を軽減します。
「熱」を取り除く全身調整（本治法）: 東洋医学の観点から、上咽頭に熱を溜め込んでいる「胃」「肝」などの臓腑の機能を見極め、胃経や大腸経、腎経など全身のツボを調整します。体内の熱を下げ、炎症が起こりにくい体質のベースを作ります。
自律神経の安定と免疫力の向上: 上咽頭炎と密接に関わる自律神経の乱れに対し、鍼灸で心身を深いリラックス状態へ導きます。自律神経の安定は免疫機能の正常化につながり、症状の悪化や複雑化を防ぎます。

吉祥寺で「慢性上咽頭炎」に伴う症状でお悩みなら当院の鍼灸へ

吉祥寺にある当院では、慢性上咽頭炎と診断され、現代医療での治療を受けられている方で、喉の違和感、倦怠感、首の凝りなどにお悩みの方に対し、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの鍼灸治療を提供しています。

自宅でできる！「慢性上咽頭炎」のセルフケアとおすすめツボ押し

鍼灸院での治療や医療機関での指示と合わせて、ご自宅でもできるセルフケアを取り入れることで、症状の緩和と回復をサポートできます。

・首・手首を温める: 首の凝りの緩和と血流改善のため、首や肩を温めましょう。また、手首を温めることも全身の血流改善に役立ちます。
・規則正しい生活と休息: 症状を悪化させるストレスや睡眠不足を避け、自律神経を整えるために規則正しい生活を心がけましょう。
・簡単なツボ押し: 以下のツボを優しく押したり、温めたりするのも効果的です。
- 　　　・天突（てんとつ）: 鎖骨の間のくぼみ。喉のイガイガ感や咳に効果的です。
- 　　　・合谷（ごうこく）: 手の甲、親指と人差し指の骨が交わる付け根。大腸経のツボで喉の腫れや痛み、炎症を鎮めるサポートをします。
- 　　　・足三里（あしさんり）: 膝の下、外側にあるツボ。胃経のツボで、全身の活力を高め、免疫力の向上をサポートします。