【過敏性腸症候群 鍼灸】お腹の不調と精神的ストレス、両方つらい方へ

「電車に乗るとお腹が痛くなる」「会議中に急な便意に襲われる」「便秘と下痢を繰り返して毎日不安」……

このようなお腹の不調に、精神的なストレスが重なり、日常生活に大きな影響が出ているなら、それは過敏性腸症候群(IBS)かもしれません。IBSは検査をしても腸に炎症や潰瘍が見つからないのに、お腹の痛みや便通異常が続くつらい症状です。

 

この記事では、過敏性腸症候群の主な症状と原因、そしてその改善に鍼灸がどのようにサポートできるのかをご紹介します。吉祥寺にある当院の鍼灸治療で過敏性腸症候群の悩みにアプローチし、お腹と心の平穏を取り戻し、快適な毎日を過ごしましょう!


 

あなたの「お腹の不調」はIBSかも?過敏性腸症候群の主な症状とタイプ

お腹の不調は誰にでも起こりえますが、過敏性腸症候群(IBS)は、検査では異常が見つからないのに、慢性的に便通異常と腹痛を繰り返すのが特徴です。

 

過敏性腸症候群(IBS)の主な症状

IBSの症状は、お腹の痛みや不快感を伴い、便通に異常が見られます。

・腹痛: 食後やストレス時に悪化しやすく、排便によって軽減することが多い。

・便秘: 便が硬く、なかなか出ない。残便感がある。

・下痢: 頻繁に水様便が出る。急な便意で我慢できないことがある。

・お腹の張り(腹部膨満感): ガスが溜まりやすい。

・吐き気、げっぷ、食欲不振などの消化器症状。

 

過敏性腸症候群(IBS)の代表的なタイプ

IBSは、便通の状態によって主に4つのタイプに分類されます。

  1. 下痢型IBS: 男性に多く、腹痛を伴う下痢が主な症状。特にストレス時や食後に急激な便意に襲われることが多い。

  2. 便秘型IBS: 女性に多く、腹痛を伴う便秘が主な症状。コロコロとした硬い便や兎糞状の便が出ることが多い。

  3. 混合型IBS: 便秘と下痢を交互に繰り返すタイプ。最も多く見られる。

  4. 分類不能型IBS: 上記に当てはまらない、腹部の不快感や張りが主なタイプ。


なぜ「過敏性腸症候群(IBS)」が起こる?お腹と心の密接な関係

過敏性腸症候群の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合って起こると考えられています。特に注目されているのが、脳腸相関(のうちょうそうかん)と呼ばれる、脳と腸の密接な関係です。

  1. 脳腸相関の乱れ

    脳と腸は、自律神経やホルモン、神経伝達物質を介して常に情報をやり取りしています。ストレスを感じると脳が腸に異常な信号を送り、腸の動きが過敏になったり、逆に鈍くなったりします。その結果、腹痛や便通異常といった症状が現れるのです。

  2. 自律神経の乱れ

    ストレス、睡眠不足、不規則な生活習慣などは、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを乱す大きな原因となります。交感神経が優位になりすぎると腸の動きが抑制され便秘に、副交感神経が過剰に働くと腸の動きが活発になりすぎて下痢を引き起こしやすくなります。

  3. 腸の過敏性

    IBSの患者さんの腸は、健康な人よりも刺激に対して敏感であることが分かっています。通常の食事やガスの発生でも、過剰に反応して痛みや不快感を感じやすいのです。

  4. 食事や生活習慣

    特定の食べ物(脂っこいもの、カフェイン、アルコールなど)や不規則な食事、運動不足なども、腸の不調を悪化させる要因となります。

 

東洋医学から見た「過敏性腸症候群」の原因

東洋医学では、過敏性腸症候群のようなお腹の不調を、単なる腸の問題だけでなく、体全体の「気(生命エネルギー)」「血(血液)」「水(体液)」の巡りの滞りや、内臓の機能低下として捉えます。特に「肝(かん)」「脾(ひ)」の働きが重要だと考えられています。

・肝鬱脾虚(かんうつひきょ): ストレスによって「肝」の気の巡りが滞り(肝鬱)、これが消化吸収を司る「脾」の働きを弱める(脾虚)ことで起こるIBS。ストレスで悪化しやすい腹痛や下痢・便秘の混合型によく見られます。

・脾腎陽虚(ひじんようきょ): 体全体の温める力が不足し(陽虚)、特に消化器系(脾)と生命力の源(腎)が冷えることで起こるIBS。朝方や冷えで悪化する下痢型、便秘型に見られます。

・湿熱(しつねつ): 消化器系に余分な湿気と熱がこもり、便がべたついたり、下痢が頻繁になったりするタイプ。

このように、ストレス、冷え、体質など、個々の原因を見極め、根本からアプローチするのが東洋医学の考え方です。


 

【過敏性腸症候群 鍼灸】がつらい症状にアプローチできる理由

「病院で異常なしと言われたけど、症状が続く…」と諦めがちな過敏性腸症候群に、鍼灸はどのように効果を発揮するのでしょうか。鍼灸では、単にお腹の症状だけを診るのではなく、体全体のバランスを整え、「脳腸相関」の乱れにもアプローチすることで、過敏性腸症候群の症状緩和と根本的な体質改善を目指します。

  1. 自律神経のバランス調整

    過敏性腸症候群は、ストレスや自律神経の乱れと深く関わっています。全身にあるツボを刺激することで、副交感神経を優位にし、心身を深いリラックス状態へと導きます。これにより、緊張状態にあった腸の動きが整えられ、急な腹痛や便意の緩和に繋がります。睡眠の質の向上や精神的な安定も期待できます。

  2. 腸の働き(蠕動運動)の調整と血流改善

    お腹や手足にある特定のツボに鍼やお灸でアプローチすることで、腸の過敏な動きを鎮めたり、逆に鈍い動きを活性化させたりします。また、腸への血流を促進することで、消化吸収能力を高め、腸内環境の改善にも貢献します。その結果、腹痛やお腹の張り、便秘・下痢といった便通異常の症状緩和が期待できます。

  3. ストレス緩和と精神的な安定

    過敏性腸症候群の症状は、ストレスによって悪化しやすい特徴があります。鍼灸は、心身の緊張を解き、リラックス効果をもたらすことで、ストレスに強い体づくりをサポートします。精神的な安定は、腸の症状を軽減する上で非常に重要です。

  4. 東洋医学的アプローチによる体質改善

    当院の鍼灸治療では、個々の患者様の体質(肝鬱脾虚、脾腎陽虚など)を東洋医学的に見極め、根本原因にアプローチします。例えば、ストレスで悪化するタイプの方には気の巡りを整えるツボを、冷えが強い方には体を温めるツボを中心に施術を行います。このように、全身の気・血・水の巡りを整え、内臓の働きを活性化することで、過敏性腸症候群の症状を根本から改善し、再発しにくい体質へと導きます。

吉祥寺で「過敏性腸症候群」にお悩みなら当院の鍼灸へ

吉祥寺にある当院では、慢性的な過敏性腸症候群の症状でお悩みの方に対し、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの鍼灸治療を提供しています。

・痛みに配慮した優しい鍼: 極めて細い鍼を使用し、患者様の痛みに最大限配慮した施術を行います。初めての方もご安心ください。

・心身のバランスを重視: お腹の症状だけでなく、ストレス、自律神経、睡眠といった心身全体のバランスを整える視点からアプローチします。

・根本改善と再発予防: その場しのぎではない、過敏性腸症候群の根本原因に働きかけ、健やかな状態が続くようサポートします。


 

自宅でできる!「過敏性腸症候群」のセルフケアとおすすめツボ押し

鍼灸院での治療と合わせて、ご自宅でも簡単にできるセルフケアを取り入れることで、過敏性腸症候群の症状の軽減をさらに促すことができます。

お腹を温める:

お腹に温かいタオルやカイロを当てる、湯船にゆっくり浸かるなどして、腸の血行を促進し、リラックス効果を高めます。

ストレス管理とリラックス:

深呼吸、瞑想、軽い運動、趣味の時間など、自分に合ったストレス発散方法を見つけましょう。

質の良い睡眠を確保することも非常に重要です。

食事の見直し(FODMAP食など):

特定の食品が症状を悪化させる場合があるため、日々の食事を記録し、ご自身に合わない食べ物を把握してみましょう。FODMAP食(特定の糖質を制限する食事法)が有効な場合もありますが、専門家と相談して行うことが大切です。

規則正しい時間に、ゆっくりよく噛んで食事を摂りましょう。

 

簡単なツボ押し: 以下のツボを優しく押したり、または円を描くようにマッサージしたりするのも効果的です。指の腹で気持ちいいと感じる程度の力で、5秒ほど押してゆっくり離すのを数回繰り返しましょう。

天枢(てんすう): おへそから指2本分外側にあるツボ。便秘や下痢、お腹の張りに効果的です。

足三里(あしさんり): 膝の皿の下から指4本分下、脛の骨の外側にあるツボ。胃腸の働きを整え、体力向上にも役立ちます。

関元(かんげん): おへそから指3本分下にあるツボ。お腹を温め、消化器系の働きを助けます。

太衝(たいしょう): 足の甲、親指と人差し指の骨が合流する手前にあるツボ。ストレス緩和、気の巡り改善に。

 

日常生活でできる「過敏性腸症候群」対策

規則正しい生活: 毎日同じ時間に起床・就寝し、食事を摂ることで、自律神経のリズムが整いやすくなります。

適度な運動: ウォーキングやヨガなど、軽い運動は腸の動きを促進し、ストレス解消にも繋がります。

カフェイン・アルコール・刺激物の制限: これらは腸を刺激しやすいため、摂りすぎに注意しましょう。


 

吉祥寺で「過敏性腸症候群」にお悩みなら、当院の鍼灸へご相談ください

「いつお腹が痛くなるか不安で外出が怖い」「薬だけでは根本的に治らない気がする」「長年この症状に悩まされている」と諦めかけていませんか?

当院では、お一人おひとりの過敏性腸症候群のタイプや体質、背景にあるストレスなどを丁寧に確認し、根本からの症状改善を目指すオーダーメイドの鍼灸治療を行っています。

お腹の不安から解放され、心穏やかに、毎日を笑顔で過ごせるよう、心を込めてサポートさせていただきます

まずはお電話またはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

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