【吉祥寺後鼻漏鍼灸】喉に鼻水が落ちる不快感、咳でお悩みの方へ

2025.08.04

「喉の奥にいつも鼻水が落ちてくる」「痰が絡むような咳が止まらない」「喉のイガイガ感が続く」。このような症状に心当たりはありませんか？それは「後鼻漏（こうびろう）」かもしれません。後鼻漏は、鼻の奥から喉にかけて鼻水が流れ落ちる症状で、非常に不快で、日常生活に大きなストレスを与えます。

この記事では、後鼻漏の主な原因と症状、そして、そのつらい症状の改善に鍼灸がどのようにサポートできるのかをご紹介します。吉祥寺にある当院の鍼灸は、医療機関での診断と治療を前提に、後鼻漏に伴う不調の緩和や、根本からの体質改善を目指します。

あなたの喉の不快感は「後鼻漏」？主な症状と必ず医療機関へ

後鼻漏は、鼻から喉へと鼻水が流れることで不快感を引き起こします。健康な状態でも鼻水は喉に流れていますが、通常は無意識に飲み込んでいます。しかし、鼻水の量が増えたり、粘り気が強くなったりすると、不快な症状として認識されるようになります。

後鼻漏の主な症状

・喉の不快感: 喉の奥に鼻水がまとわりつくような不快感、イガイガ感、かゆみを感じます。
・咳払い・咳: 喉の違和感を解消しようとして、頻繁に咳払いや咳をしてしまいます。
・口臭: 鼻水が喉の奥で細菌の繁殖源となり、口臭の原因となることがあります。
・睡眠障害: 寝ている間に鼻水が喉に流れ、咳き込んだりすることで、眠りが浅くなることがあります。
・味覚障害・嗅覚障害: 鼻の機能が悪化することで、においや味が分かりにくくなることがあります。

重要な注意点：必ず医療機関を受診してください

後鼻漏は、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎（蓄膿症）、風邪、鼻ポリープなど、様々な原因が考えられます。これらの原因を特定し、適切な治療を受けることが非常に重要です。

上記のような症状が長期間続く場合は、迷わず速やかに耳鼻咽喉科を受診してください。

吉祥寺にある当院の鍼灸治療は、医療機関での診断と治療を前提としたものであり、症状の緩和や回復のサポートを目的としています。鍼灸単独で後鼻漏を治療するものではありません。

なぜ「後鼻漏」が起こるのか？その原因と全身への影響

後鼻漏は、鼻水の量や質に問題が生じることで起こります。その背景には、鼻の病気だけでなく、全身の状態が深く関わっていることがあります。

後鼻漏の主な原因

・アレルギー性鼻炎: 花粉やハウスダストなどに対するアレルギー反応で、鼻水の量が増え、粘り気が強くなります。
・副鼻腔炎（蓄膿症）: 副鼻腔に炎症が起こり、膿がたまることで、粘り気のある鼻水が多量に発生し、喉に流れ落ちます。
・風邪（急性鼻炎）: ウイルス感染で鼻の粘膜が炎症を起こし、一時的に後鼻漏が起こることがあります。
・自律神経の乱れ: ストレスや冷え、不規則な生活により自律神経のバランスが乱れると、鼻の粘膜の働きが悪化し、鼻水が増えたり粘り気が強くなったりすることがあります。
・胃食道逆流症: 胃酸が食道を通じて喉まで逆流することで、喉の粘膜が刺激され、後鼻漏の症状を悪化させることがあります。

全身への影響

後鼻漏は、鼻と喉の不快感だけでなく、全身に以下のような影響を及ぼすことがあります。

睡眠障害: 寝ている間に後鼻漏による咳き込みで目が覚めてしまい、睡眠不足に陥ることがあります。
精神的ストレス: 喉の奥に常に鼻水がまとわりつく不快感や、頻繁な咳払いは、集中力を妨げ、精神的なストレスとなります。
喉や声の不調: 長期にわたる後鼻漏は、喉の粘膜を刺激し、慢性的な喉の痛みや声枯れを引き起こすことがあります。
肩こり、頭重感: 咳払いや頻繁なうがい、不自然な姿勢は、首や肩周りの筋肉に負担をかけ、肩こりや頭重感を引き起こすことがあります。

東洋医学から見た「後鼻漏」に伴う症状

東洋医学では、後鼻漏は「痰湿（たんしつ）」が停滞している状態と捉えます。体内の余分な水分や老廃物（痰湿）が鼻や喉にたまり、うまく排出されないことで、不快な症状が引き起こされると考えます。

・肺気虚（はいききょ）: 「肺」の気が不足し、鼻の機能や体内の水分代謝が悪くなっている状態。
・脾虚湿盛（ひきょしつせい）: 消化器系（脾）の働きが低下し、体内の余分な水分（湿）がたまり、鼻水として現れると考えます。
・気滞血瘀（きたいけつお）: ストレスや血流の滞りによって、鼻や喉周りの血行が悪化し、症状が悪化するケースです。

このように、単に鼻の問題だけでなく、全身の状態を総合的に見てアプローチするのが東洋医学の考え方です。

【吉祥寺後鼻漏鍼灸】がつらい症状にアプローチできる理由と目的

後鼻漏に対する鍼灸治療は、現代医療の診断・治療を補完する形で行われます。鍼灸単独で後鼻漏を治癒させるものではなく、あくまで鼻や喉の不快な症状の緩和、全身の免疫力向上、体質改善、QOL（生活の質）の向上を目指します。

鼻周辺・頭部・首の血流改善: 鍼やお灸で鼻の周り、頭部、首、肩などにある特定のツボにアプローチすることで、滞った血流を促進します。これにより、鼻の粘膜の腫れを和らげ、鼻水の排出を促す効果が期待できます。
自律神経のバランス調整: 後鼻漏に伴うストレスや不眠は、自律神経の乱れを招きます。全身にあるツボを刺激することで、副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせます。これにより、鼻の粘膜の働きが改善され、症状の緩和に繋がります。
東洋医学的アプローチによる体質改善: 吉祥寺にある当院の鍼灸治療では、個々の患者様の体質（脾虚湿盛、気滞血瘀など）を東洋医学的に見極め、根本原因にアプローチします。体の内外のバランスを整えることで、体全体の自然治癒力や免疫力を高め、後鼻漏が起こりにくい体づくりをサポートします。

吉祥寺で「後鼻漏」に伴う症状でお悩みなら当院の鍼灸へ

吉祥寺にある当院では、後鼻漏と診断され、現代医療での治療を受けられている方で、喉の不快感、頻繁な咳払い、睡眠障害、頭重感、肩こりなどの症状にお悩みの方に対し、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの鍼灸治療を提供しています。

・医師との連携を重視: 後鼻漏は耳鼻咽喉科での診断と治療が必須です。当院では、かかりつけの医師の診断を尊重し、安全で効果的なサポートを心がけています。
・痛みに配慮した優しい鍼: 極めて細い鍼を使用し、患者様の痛みに最大限配慮した施術を行います。
・全身のバランスを重視: 喉や鼻の症状だけでなく、後鼻漏の背景にある全身のストレス、自律神経の乱れ、血流の悪化など、統合的な視点からアプローチします。

自宅でできる！「後鼻漏」に伴う症状のセルフケアとおすすめツボ押し

鍼灸院での治療や医療機関での指示と合わせて、ご自宅でもできるセルフケアを取り入れることで、後鼻漏に伴う症状の軽減を促すことができます。

・鼻洗浄（鼻うがい）: 鼻の中を清潔に保つことで、喉に流れる鼻水の原因を減らします。必ず生理食塩水を使用しましょう。
・加湿: 部屋の湿度を適切に保ち、鼻や喉の粘膜の乾燥を防ぎます。特に就寝中は加湿器の使用がおすすめです。
・温かい飲み物を飲む: 温かい飲み物は、喉の粘膜を潤し、後鼻漏による不快感を和らげます。
・簡単なツボ押し: 以下のツボを優しく押したり、円を描くようにマッサージしたりするのも効果的です。指の腹で気持ちいいと感じる程度の力で、5秒ほど押してゆっくり離すのを数回繰り返しましょう。
- ・迎香（げいこう）: 小鼻のすぐ横にあるツボ。鼻づまり、鼻の通りを良くするのに。
- ・印堂（いんどう）: 眉間の真ん中にあるツボ。鼻の通りを良くし、頭重感の軽減にも。
- ・合谷（ごうこく）: 手の甲、親指と人差し指の骨が交わる付け根。全身の血行促進、精神的安定に。