【吉祥寺自律神経失調症鍼灸】めまい、動悸、だるさ…つらい不調でお悩みの方へ

2025.08.04

「病院で検査をしても異常がないのに、体がつらい」「動悸やめまいが頻繁に起きる」「理由もなくイライラしたり不安になったりする」。このような症状に心当たりはありませんか？それは「自律神経失調症（じりつしんけいしっちょうしょう）」かもしれません。自律神経失調症は、心身のバランスが崩れ、様々な不快な症状が全身に現れる病気です。仕事や人間関係、日常生活に大きな影響を与え、つらい日々を送っている方も少なくありません。

この記事では、自律神経失調症の主な症状と原因、そして、そのつらい症状の改善に鍼灸がどのようにサポートできるのかをご紹介します。吉祥寺にある当院の鍼灸は、医療機関での診断と治療を前提に、自律神経失調症に伴う不調の緩和や、心身のバランスを取り戻すためのサポートを目指します。

あなたの不調は「自律神経失調症」？主な症状と必ず医療機関へ

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、全身に様々な症状を引き起こします。その症状は多岐にわたり、人によって現れ方が異なります。

自律神経失調症の主な症状

身体的症状:
- ・めまい、ふらつき: 立ちくらみやふわふわした感覚
- ・動悸、息苦しさ: 心臓がドキドキする、呼吸が浅くなる
- ・頭痛、肩こり、首のこり: 慢性的な痛みや重だるさ
- ・発汗、ほてり、冷え: 暑くないのに汗をかく、手足が冷える
- ・消化器系の不調: 吐き気、下痢、便秘、食欲不振
- ・倦怠感: 疲れやすい、体がだるい
精神的症状:
- ・不安感、イライラ: 理由もなく不安になる、怒りっぽくなる
- ・集中力・意欲の低下: 物事に集中できない、やる気が出ない
- ・不眠、眠りが浅い: 寝つきが悪い、夜中に目が覚める
- ・憂うつ: 気分が落ち込む

重要な注意点：必ず医療機関を受診してください

自律神経失調症の症状は、他の病気（甲状腺の病気、心臓病、更年期障害など）と似ている場合があります。適切な診断を受けるためには、まずは内科や心療内科、精神科などの医療機関を受診することが必須です。

吉祥寺にある当院の鍼灸治療は、医療機関での診断と治療を前提としたものであり、症状の緩和や回復のサポートを目的としています。鍼灸単独で自律神経失調症を治療するものではありません。

なぜ「自律神経失調症」が起こるのか？その原因と全身への影響

自律神経失調症は、現代社会の生活習慣やストレスが主な原因となり、自律神経のバランスが崩れることで発症すると考えられています。

自律神経失調症の主な原因

・精神的ストレス: 仕事、人間関係、家庭の悩みなど、精神的なストレスが自律神経のバランスを大きく乱します。
・身体的ストレス: 過労、睡眠不足、不規則な生活、寒暖差など、身体に負担をかける要因も原因となります。
・不規則な生活習慣: 夜更かし、偏った食生活、運動不足などが体内時計を乱し、自律神経の働きを低下させます。
・環境の変化: 引っ越しや転職、結婚、出産など、生活環境の大きな変化もストレスとなり、自律神経のバランスを崩すことがあります。

全身への影響

自律神経失調症は、全身に多様な症状を引き起こし、日常生活に大きな影響を及ぼします。

心身の不調の悪循環: 自律神経の乱れからくる身体の不調（めまい、動悸）が、さらなる不安やストレスを呼び、自律神経をさらに乱すという悪循環に陥ることがあります。
社会生活への支障: 集中力の低下や倦怠感は、仕事や学業のパフォーマンスを著しく低下させます。また、人との交流が億劫になり、孤立感を深めることもあります。
不眠症の併発: 自律神経の乱れは、心身をリラックスさせる副交感神経の働きを妨げ、不眠や熟眠障害を引き起こし、回復をさらに遅らせます。

東洋医学から見た「自律神経失調症」に伴う症状

東洋医学では、自律神経失調症のような不定愁訴を、全身の「気（エネルギー）」や「血（血液）」「津液（体液）」の巡りの滞り、そして「五臓六腑」のバランスの乱れと捉えます。特に「肝（かん）」と「心（しん）」の働きが重要視されます。

・肝鬱気滞（かんうつきたい）: ストレスで「肝」の気の巡りが滞った状態。イライラ、怒りっぽい、胸や脇が張るなどの症状が出ます。
・心脾両虚（しんぴりょうきょ）: 胃腸（脾）の働きが悪く、栄養（血）が不足して、精神活動（心）を養えない状態。不安感、不眠、食欲不振、倦怠感などを伴います。
・心腎不交（しんじんふこう）: ストレスや過労で、心の熱が上がり、腎の水の潤いが不足している状態。不眠、動悸、のぼせ、耳鳴りなどを伴います。

このように、単に「気のせい」と片付けるのではなく、体全体のバランスを総合的に見てアプローチするのが東洋医学の考え方です。

【吉祥寺自律神経失調症鍼灸】がつらい症状にアプローチできる理由と目的

自律神経失調症に対する鍼灸治療は、現代医療の診断・治療を補完する形で行われます。鍼灸単独で自律神経失調症を治癒させるものではなく、あくまで心身の緊張を和らげ、自律神経のバランスを取り戻すためのサポート、QOL（生活の質）の向上を目指します。

自律神経のバランス調整: 全身にあるツボを刺激することで、心身をリラックスさせる副交感神経を優位にし、交感神経とのバランスを整えます。これにより、動悸や息苦しさ、めまいなどの身体症状の緩和に繋がります。
身体の痛みや不調の緩和: 自律神経失調症に伴う頭痛や肩こり、首のこり、消化器系の不調に直接アプローチします。筋肉の緊張を緩め、血流を改善することで、つらい身体症状を和らげます。
東洋医学的アプローチによる体質改善: 吉祥寺にある当院の鍼灸治療では、個々の患者様の体質（肝鬱気滞、心脾両虚など）を東洋医学的に見極め、根本原因にアプローチします。心身のバランスを整え、ストレスに強い体づくりをサポートします。

吉祥寺で「自律神経失調症」に伴う症状でお悩みなら当院の鍼灸へ

吉祥寺にある当院では、自律神経失調症と診断され、現代医療での治療を受けられている方で、めまい、動悸、不眠、頭痛、肩こり、倦怠感などの症状にお悩みの方に対し、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの鍼灸治療を提供しています。

・医師との連携を重視: 自律神経失調症は医療機関での診断と治療が必須です。当院では、かかりつけの医師の診断を尊重し、安全で効果的なサポートを心がけています。
・痛みに配慮した優しい鍼: 極めて細い鍼を使用し、患者様の痛みに最大限配慮した施術を行います。
・全身のバランスを重視: 症状だけでなく、その背景にあるストレスや生活習慣など、統合的な視点からアプローチします。

自宅でできる！「自律神経失調症」に伴う症状のセルフケアとおすすめツボ押し

鍼灸院での治療や医療機関での指示と合わせて、ご自宅でもできるセルフケアを取り入れることで、自律神経失調症に伴う症状の軽減を促すことができます。

・生活リズムを整える: 毎日同じ時間に起床・就寝し、太陽の光を浴びることで、体内時計を整えましょう。
・適度な運動: ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことで、気分転換や血行促進になります。
・リラックスする時間を作る: アロマ、音楽、瞑想など、自分に合った方法で心身をリラックスさせましょう。
・簡単なツボ押し: 以下のツボを優しく押したり、円を描くようにマッサージしたりするのも効果的です。指の腹で気持ちいいと感じる程度の力で、5秒ほど押してゆっくり離すのを数回繰り返しましょう。
- ・内関（ないかん）: 手首のシワから指3本分上、腕の中央にあるツボ。吐き気、動悸、不安感に。
- ・百会（ひゃくえ）: 頭のてっぺん、両耳を結んだ線と顔の中心線が交わる点。自律神経のバランス調整、精神的な安定に。
- ・合谷（ごうこく）: 手の甲、親指と人差し指の骨が交わる付け根。全身の血行促進、精神的安定に。