【吉祥寺むくみ鍼灸】足のだるさ、顔のむくみでお悩みの方へ

2025.08.05

「夕方になると足がパンパンになる」「朝、顔がむくんで重たい」「靴下の跡がなかなか消えない」。このような症状に心当たりはありませんか？それは「むくみ」、医学的には「浮腫（ふしゅ）」かもしれません。むくみは、体内の水分が皮下組織に異常に溜まることで起こり、多くの人が悩みを抱えています。単に見た目の問題だけでなく、だるさや疲労感の原因にもなります。

この記事では、むくみの主な原因と、そのつらい症状の改善に鍼灸がどのようにサポートできるのかをご紹介します。　　　　　　　　　吉祥寺にある当院の鍼灸は、医療機関での診断と治療を前提に、むくみに伴う不調の緩和や、根本からの体質改善を目指します。

あなたの「むくみ」はなぜ起こる？主な原因と必ず医療機関へ

むくみは、血液やリンパの流れが悪くなり、体内の水分がスムーズに排出されないことで起こります。

むくみの主な原因

・長時間の同じ姿勢: デスクワークや立ち仕事など、長時間同じ姿勢でいると、重力の影響で血液やリンパが下半身に滞りやすくなります。
・冷え: 体が冷えると血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。特に下半身の冷えは、むくみの大きな原因の一つです。
・塩分・水分の摂りすぎ: 塩分を摂りすぎると、体は塩分濃度を薄めようとして水分を溜め込みやすくなります。
・月経や妊娠などのホルモンバランス: 女性は生理前や妊娠中にホルモンバランスが変化し、体内に水分を溜め込みやすくなります。
・運動不足: ふくらはぎの筋肉は「第2の心臓」と呼ばれ、ポンプのように血液を心臓に戻す役割を担っています。運動不足で筋肉の働きが弱まると、血流が悪化し、むくみやすくなります。

重要な注意点：必ず医療機関を受診してください

むくみは、一時的なものが多いですが、心臓病、腎臓病、肝臓病、甲状腺の病気など、重大な病気が隠れているサインである可能性もあります。

・片方の足だけが極端にむくむ
・むくみが急に現れ、引かない
・息切れや動悸を伴う

このような場合は、迷わず速やかに内科などの医療機関を受診してください。

吉祥寺にある当院の鍼灸治療は、医療機関での診断と治療を前提としたものであり、症状の緩和や回復のサポートを目的としています。鍼灸単独で重篤な病気を治療するものではありません。

東洋医学から見た「むくみ」と体質

東洋医学では、むくみは、体内の「水（すい）」の代謝が悪くなっている状態と捉えます。「水」とは、血液やリンパ液、体液など、体内のすべての水分を指します。この「水」の代謝を司るのは主に「脾（ひ）」「肺（はい）」「腎（じん）」という三つの臓腑です。

・脾（ひ）の働きが弱い: 消化器系（脾）の働きが低下すると、食べたものから水分を吸収し、全身に運ぶ機能が弱まります。その結果、余分な水分が体内にたまりやすくなります。
・腎（じん）の働きが弱い: 体内の水分量をコントロールする「腎」の機能が低下すると、余分な水分を尿としてうまく排泄できなくなります。
・気滞血瘀（きたいけつお）: ストレスなどで「気（エネルギー）」の巡りが滞ると、全身の血流も悪化します。血液と水分は密接に関わっているため、血流が悪くなると水分代謝も悪くなり、むくみやすくなります。

このように、単に局所的な問題と捉えるのではなく、全身の状態を総合的に見てアプローチするのが東洋医学の考え方です。

【吉祥寺むくみ鍼灸】がつらい症状にアプローチできる理由と目的

むくみに対する鍼灸治療は、現代医療の診断・治療を補完する形で行われます。鍼灸単独でむくみを治癒させるものではなく、あくまでむくみの原因となる体質を改善し、水分代謝と血流を整え、つらい症状の緩和を目指します。

全身の血流とリンパの流れを促進: 鍼やお灸で全身のツボを刺激することで、血液やリンパの流れを促進します。これにより、滞っていた水分がスムーズに排出されるようになり、むくみの軽減に繋がります。
内臓機能を活性化し、水分代謝を改善: 東洋医学の考えに基づき、「脾」「腎」「肺」といった水分代謝に関わる臓腑の働きを高めるツボにアプローチします。このように、体の中からむくみにくい体づくりをサポートします。
自律神経のバランスを調整: ストレスや冷えは、自律神経のバランスを乱し、血流を悪化させます。全身にあるツボを刺激することで、心身をリラックスさせ、自律神経のバランスを整えます。これにより、むくみの原因となる血流の悪化を根本から改善します。

吉祥寺で「むくみ」に伴う症状でお悩みなら当院の鍼灸へ

吉祥寺にある当院では、むくみと診断され、現代医療での治療を受けられている方で、足のだるさ、顔のむくみ、冷え、疲労感などの症状にお悩みの方に対し、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの鍼灸治療を提供しています。

・医師との連携を重視: むくみは重大な病気のサインである可能性もあります。当院では、かかりつけの医師の診断を尊重し、安全で効果的なサポートを心がけています。
・痛みに配慮した優しい鍼: 極めて細い鍼を使用し、患者様の痛みに最大限配慮した施術を行います。
・全身のバランスを重視: 局所のむくみだけでなく、その背景にある冷えや自律神経の乱れ、内臓機能の低下など、統合的な視点からアプローチします。

自宅でできる！「むくみ」のセルフケアとおすすめツボ押し

鍼灸院での治療や医療機関での指示と合わせて、ご自宅でもできるセルフケアを取り入れることで、むくみの症状の軽減を促すことができます。

・足を温める: 湯船にゆっくり浸かったり、足湯をしたりして、下半身を温め、血流を促進しましょう。
・適度な運動: ウォーキングやふくらはぎを伸ばすストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことで、ポンプ機能を高めます。
・塩分を控える: インスタント食品や加工食品を控え、薄味の食事を心がけましょう。
・簡単なツボ押し: 以下のツボを優しく押したり、円を描くようにマッサージしたりするのも効果的です。指の腹で気持ちいいと感じる程度の力で、5秒ほど押してゆっくり離すのを数回繰り返しましょう。
- ・足三里（あしさんり）: 膝のお皿のすぐ下から指4本分下、すねの骨の外側。消化器系の働きを高め、水分代謝を促します。
- ・三陰交（さんいんこう）: 内側のくるぶしから指4本分上。特に女性の冷えやむくみに有効です。
- ・湧泉（ゆうせん）: 足の裏の、指を曲げた時に一番くぼむ部分。全身の血流改善、疲労回復に。