【吉祥寺耳閉感鍼灸】耳の奥の詰まった感じ、こもった感じでお悩みの方へ

2025.08.11

「耳が詰まった感じがする」「飛行機に乗ったときのようなこもった感じがずっと続く」「耳の奥に水が入ったような不快感がある」。このような症状に心当たりはありませんか？それは「耳閉感（じへいかん）」かもしれません。耳閉感は、文字通り耳が詰まったように感じる症状で、多くの場合、聞こえの悪さや、めまい、耳鳴りなどを伴います。日常生活に大きなストレスを与え、不快感から集中力が低下することもあります。

この記事では、耳閉感の主な原因と、そのつらい症状の改善に鍼灸がどのようにサポートできるのかをご紹介します。吉祥寺にある当院の鍼灸は、医療機関での診断と治療を前提に、耳閉感に伴う不調の緩和や、根本からの体質改善を目指します。

あなたの「耳閉感」はなぜ起こる？主な原因と必ず医療機関へ

耳閉感は、耳の内部、特に中耳や内耳の機能に何らかの問題が生じることで起こります。

耳閉感の主な原因

・気圧の変化: 飛行機に乗ったときやエレベーターの昇降時など、気圧の変化によって一時的に耳閉感が起こります。
・耳管機能不全: 中耳と鼻の奥をつなぐ「耳管」の働きが悪くなると、中耳の圧力が適切に保てなくなり、耳閉感を引き起こします。風邪やアレルギー性鼻炎が原因となることが多いです。
・突発性難聴: 突然、片方の耳が聞こえなくなり、耳閉感や耳鳴りを伴います。早期の治療が非常に重要です。
・メニエール病: 激しいめまいとともに、耳閉感や難聴、耳鳴りを繰り返す病気です。
・自律神経の乱れ: ストレスや睡眠不足など、自律神経のバランスが崩れると、内耳の血流が悪化したり、リンパ液の循環が悪くなったりして、耳閉感を引き起こすことがあります。

重要な注意点：必ず医療機関を受診してください

耳閉感は、重大な病気の初期症状である可能性があります。特に、以下の症状を伴う場合は、迷わず速やかに耳鼻咽喉科を受診してください。

・めまいやふらつきを伴う
・急に聞こえが悪くなった
・耳鳴りがひどい
・耳の痛みを伴う

吉祥寺にある当院の鍼灸治療は、医療機関での診断と治療を前提としたものであり、症状の緩和や回復のサポートを目的としています。鍼灸単独で重篤な病気を治療するものではありません。

東洋医学から見た「耳閉感」と体質

東洋医学では、耳は「腎（じん）」と深い関係があるとされます。また、「気」や「血」の巡りが悪くなると、耳の不調が起こりやすくなると考えます。

腎虚（じんきょ）: 加齢や過労などで「腎」の機能が低下している状態。耳鳴りや難聴、めまい、耳閉感などを伴うことが多いです。
肝鬱気滞（かんうつきたい）: ストレスで「肝」の気の巡りが滞った状態。精神的な緊張から、耳の周囲の血流が悪化し、耳閉感や耳鳴りが起こりやすくなります。
痰湿（たんしつ）: 体内の余分な水分や老廃物が停滞している状態。内耳のリンパ液の循環が悪くなり、耳閉感やめまいを引き起こすと考えます。

このように、単に耳の局所的な問題と捉えるのではなく、全身の状態を総合的に見てアプローチするのが東洋医学の考え方です。

【吉祥寺耳閉感鍼灸】がつらい症状にアプローチできる理由と目的

耳閉感に対する鍼灸治療は、現代医療の診断・治療を補完する形で行われます。鍼灸単独で耳閉感を治癒させるものではなく、あくまで耳閉感の原因となる体質を改善し、血流を整え、つらい症状の緩和を目指します。

耳周り・頭部・首の血流改善: 鍼やお灸で耳の周り、首、肩などにある特定のツボにアプローチすることで、滞った血流を促進します。これにより、内耳や耳管への血流が改善され、耳閉感の緩和をサポートします。
自律神経のバランス調整: 耳閉感は、自律神経の乱れと深く関わっています。全身にあるツボを刺激することで、心身をリラックスさせる副交感神経を優位にし、自律神経のバランスを整えます。これにより、内耳のリンパ液の循環が改善され、症状の緩和が期待できます。
東洋医学的アプローチによる体質改善: 吉祥寺にある当院の鍼灸治療では、個々の患者様の体質（腎虚、ストレスなど）を東洋医学的に見極め、根本原因にアプローチします。このように、体の内外のバランスを整え、体全体の自然治癒力を高めることで、耳閉感が起こりにくい体づくりをサポートします。

吉祥寺で「耳閉感」に伴う症状でお悩みなら当院の鍼灸へ

吉祥寺にある当院では、耳閉感と診断され、現代医療での治療を受けられている方で、耳の詰まった感じ、こもった感じ、めまい、耳鳴り、肩こりなどの症状にお悩みの方に対し、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの鍼灸治療を提供しています。

・医師との連携を重視: 耳閉感は重大な病気のサインである可能性もあります。当院では、かかりつけの医師の診断を尊重し、安全で効果的なサポートを心がけています。
・痛みに配慮した優しい鍼: 極めて細い鍼を使用し、患者様の痛みに最大限配慮した施術を行います。
・全身のバランスを重視: 耳の症状だけでなく、その背景にある自律神経の乱れ、ストレス、冷えなど、統合的な視点からアプローチします。

自宅でできる！「耳閉感」のセルフケアとおすすめツボ押し

鍼灸院での治療や医療機関での指示と合わせて、ご自宅でもできるセルフケアを取り入れることで、耳閉感の症状の軽減を促すことができます。

・ゆっくりとあくびをする: 顎関節を動かすことで、耳管が開き、中耳の圧力を調整できます。
・耳の周りを温める: 蒸しタオルなどで耳の周りを温めることで、血行が促進され、リラックス効果が高まります。
・簡単なツボ押し: 以下のツボを優しく押したり、円を描くようにマッサージしたりするのも効果的です。指の腹で気持ちいいと感じる程度の力で、5秒ほど押してゆっくり離すのを数回繰り返しましょう。
- ・翳風（えいふう）: 耳たぶのすぐ後ろのくぼみ。耳閉感や耳鳴りに効果的です。
- ・天窓（てんそう）: 喉仏の横、胸鎖乳突筋の後ろのくぼみ。首の血行を促進し、耳の不調を和らげます。
- ・合谷（ごうこく）: 手の甲、親指と人差し指の骨が交わる付け根。全身の血行促進、自律神経調整に。