【吉祥寺中耳炎鍼灸】耳の痛み、聞こえの悪さ、耳閉感でお悩みの方へ

2025.09.14

「耳の奥がズキズキと痛む」「聞こえが悪くなった気がする」「耳が詰まったような違和感がある」。このような症状に心当たりはありませんか？それは「中耳炎（ちゅうじえん）」かもしれません。中耳炎は、耳の鼓膜の奥にある「中耳」という部分に炎症が起こる病気です。特に子どもに多い病気ですが、大人でも風邪やアレルギーをきっかけに発症することがあります。

この記事では、中耳炎の主な症状と原因、そして、そのつらい症状の改善に鍼灸がどのようにサポートできるのかをご紹介します。吉祥寺にある当院の鍼灸は、医療機関での診断と治療を前提に、中耳炎に伴う不調の緩和や、根本からの体質改善を目指します。

あなたの不調は「中耳炎」？主な症状と必ず医療機関へ

中耳炎にはいくつかの種類があり、それぞれ症状が異なります。

中耳炎の主な症状

・耳の痛み: 耳の奥がズキズキと激しく痛むことが多いです。
・耳閉感（じへいかん）: 耳に水が入ったような、あるいは膜が張ったような詰まった感じがします。
・聞こえの悪さ（難聴）: 音がこもって聞こえたり、聞こえが悪くなったりします。
・耳だれ（耳漏）: 炎症がひどくなると、鼓膜が破れて膿や液体が出てくることがあります。
・発熱・めまい: 急性中耳炎では、耳の痛みと共に発熱を伴うことがあります。また、めまいやふらつきを感じることもあります。

重要な注意点：必ず医療機関を受診してください

耳の症状は、中耳炎だけでなく、外耳炎や他の耳の病気、脳の病気が原因で起こる場合があります。自己判断はせずに、まずは一度、耳鼻咽喉科などの医療機関を受診し、適切な診断を受けることが必須です。

吉祥寺にある当院の鍼灸治療は、医療機関での診断と治療を前提としたものであり、症状の緩和や回復のサポートを目的としています。鍼灸単独で中耳炎を治療するものではありません。

なぜ「中耳炎」が起こるのか？その原因と全身への影響

中耳炎は、耳と鼻をつなぐ「耳管（じかん）」という管が、細菌やウイルスに感染することが主な原因です。

中耳炎の主な原因

・風邪やアレルギー: 風邪やアレルギーで鼻やのどに炎症が起こると、細菌やウイルスが耳管を通って中耳に侵入し、炎症を引き起こします。
・免疫力の低下: 疲労や睡眠不足、ストレスなどによって免疫力が低下していると、細菌やウイルスに感染しやすくなります。
・耳管の機能不全: 特に子どもの場合、耳管が太くて短いため、細菌が侵入しやすく、中耳炎を繰り返すことがあります。

東洋医学から見た「中耳炎」と体質

東洋医学では、中耳炎のような症状を、全身の「気（エネルギー）」や「血（血液）」の巡りの滞り、特に「肝（かん）」と「脾（ひ）」、そして「腎（じん）」の働きが深く関わっていると捉えます。

・肝火（かんか）: 精神的ストレスなどで「肝」に熱がこもり、その熱が上（耳）に昇って炎症や痛みを引き起こしている状態。
・痰湿（たんしつ）: 東洋医学では「痰」を、体内の余分な水分や老廃物が固まったものと考えます。「脾」の機能低下により「痰湿」が溜まると、耳の閉塞感や聞こえの悪さとして現れます。

このように、単に「耳の炎症」と捉えるのではなく、体全体のバランスを総合的に見てアプローチするのが東洋医学の考え方です。

【吉祥寺中耳炎鍼灸】がつらい症状にアプローチできる理由と目的

中耳炎に対する鍼灸治療は、現代医療の診断・治療を補完する形で行われます。鍼灸単独で中耳炎を治癒させるものではなく、あくまでつらい症状の緩和、心身のバランスを整え、再発しにくい体づくりを目指します。

耳周辺の血流改善と炎症の緩和: 耳の周囲や首、肩にあるツボに鍼を打つことで、耳周辺の血流を改善し、炎症を抑えます。これにより、耳の痛みや耳閉感の緩和をサポートします。
自律神経のバランス調整と免疫力の向上: 中耳炎は、ストレスや疲労による免疫力の低下が深く関わります。全身にあるツボを刺激することで、自律神経のバランスを整え、免疫力を高めることで、再発を防ぎます。
東洋医学的アプローチによる体質改善: 吉祥寺にある当院の鍼灸治療では、個々の患者様の体質（肝火、痰湿など）を東洋医学的に見極め、根本原因にアプローチします。このように、体の内外のバランスを整えることで、耳の症状が起こりにくい体づくりをサポートします。

吉祥寺で「中耳炎」に伴う症状でお悩みなら当院の鍼灸へ

吉祥寺にある当院では、中耳炎と診断され、現代医療での治療を受けられている方で、耳の痛み、耳閉感、めまいなどの症状にお悩みの方に対し、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの鍼灸治療を提供しています。

・医師との連携を重視: 中耳炎は医療機関での診断と治療が必須です。当院では、かかりつけの医師の診断を尊重し、安全で効果的なサポートを心がけています。
・痛みに配慮した優しい鍼: 極めて細い鍼を使用し、患者様の痛みに最大限配慮した施術を行います。
・全身のバランスを重視: 症状だけでなく、その背景にあるストレス、疲労、アレルギーなど、統合的な視点からアプローチします。

自宅でできる！「中耳炎」のセルフケアとおすすめツボ押し

鍼灸院での治療や医療機関での指示と合わせて、ご自宅でもできるセルフケアを取り入れることで、中耳炎の症状の軽減を促すことができます。

・体を温める: 特に首や肩を温めることで、血流が良くなり、耳の症状の緩和が期待できます。
・鼻をかむ際は優しく: 強く鼻をかむと、中耳に圧力がかかり、炎症を悪化させることがあります。片方ずつ優しくかむようにしましょう。
・簡単なツボ押し: 以下のツボを優しく押したり、温めたりするのも効果的です。指の腹で気持ちいいと感じる程度の力で、5秒ほど押してゆっくり離すのを数回繰り返しましょう。
- 　　・翳風（えいふう）: 耳たぶの裏、耳の下にあるくぼみ。耳の痛みや耳鳴りに。
- 　　・聴宮（ちょうきゅう）: 耳の穴のすぐ手前、口を開けたときにへこむ部分。耳の閉塞感や聞こえの悪さに。
- 　　・合谷（ごうこく）: 手の甲、親指と人差し指の骨が交わる付け根。全身の気の巡りを整え、鎮痛作用も期待できます。