【吉祥寺 過活動膀胱 鍼灸】頻尿、尿意切迫感、夜間頻尿でお悩みの方へ

「急に強い尿意を感じて、トイレに駆け込まないと間に合わない(尿意切迫感)」「トイレに行ったばかりなのに、また行きたくなる(頻尿)」「夜中に何度もトイレに起きるため睡眠不足になっている(夜間頻尿)」。これらの症状は、過活動膀胱(Overactive Bladder: OAB)の典型です過活動膀胱は、膀胱が勝手に収縮したり、膀胱の知覚が過敏になったりすることで、尿が十分に溜まっていなくても強い尿意を感じてしまう状態です。原因としては、骨盤底筋群の衰え、加齢、そして特に自律神経の乱れによる膀胱の過敏化が挙げられます。OABは、外出や仕事、睡眠の質を大きく低下させ、生活の質(QOL)に深く関わる問題です。

 

この記事では、過活動膀胱の主な原因と、そして、膀胱の過敏さを抑え、排尿をコントロールする自律神経を整えるサポートに鍼灸がどのように役立つのかをご紹介します。吉祥寺にある当院の鍼灸は、医療機関での治療を前提に、尿意切迫感・頻尿の緩和、夜間頻尿の改善、そして排尿に関する不安の解消を目指します。


なぜ「過活動膀胱」は起こるのか?東洋医学で捉える「腎の虚弱と冷え」

過活動膀胱の背景には、膀胱の異常な収縮や知覚過敏がありますが、東洋医学では特に「腎(じん)」と「膀胱(ぼうこう)」、そして「冷え」の関わりを重視します。

 

過活動膀胱の主な症状と東洋医学の捉え方

症状 東洋医学の捉え方 関連する臓器
頻尿、夜間頻尿 腎気の不固:泌尿器系や生殖機能全体を司る「腎」のエネルギー(気)が衰え、排泄をコントロールする力が弱っている状態。 腎(じん)
尿意切迫感、尿漏れ 膀胱の気化失調:自律神経の乱れや冷えにより、膀胱の収縮や尿を溜める機能が不安定になっている状態。 膀胱(ぼうこう)
下半身の冷え、腰痛 寒邪の侵入:下半身の冷えにより、膀胱周囲の筋肉が緊張し、膀胱が過敏になっている状態。

腎(じん)、

膀胱(ぼうこう)

 

 

東洋医学では、OABを、加齢や疲労による「腎」の衰えと、下半身の冷えが原因で膀胱の機能が不安定になっている状態と捉えます。鍼灸は、この弱った「腎」を補い、冷えを解消し、膀胱の働きを穏やかに整えることを目指します。


【吉祥寺 過活動膀胱 鍼灸】が排尿トラブルにアプローチできる理由と目的

過活動膀胱に対する鍼灸治療は、主に膀胱の過敏な状態を鎮静化させ、排尿をコントロールする神経回路に働きかけることを目的としています。

 

当院の施術:「膀胱の鎮静化」と「腎の強化」へのアプローチ

当院の施術では、以下の3つの柱で過活動膀胱の症状緩和を目指します。

 

  1. 膀胱周囲の自律神経調整:仙骨部(お尻の上)にある膀胱と関連する神経が集まるツボ(次髎、中髎など)に優しく鍼通電療法(パルス)を行います。これにより、膀胱の勝手な収縮(過活動)を抑制し、尿意切迫感や頻尿の緩和を目指します。

  2. 下半身の冷えと「腎」の強化:OABに深く関わる下半身の冷えを解消するため、仙骨部や下腹部、そして足の「腎」のツボ(太谿、三陰交など)に温かいお灸を併用します。体を温めて「腎」の働きを強化することで、排尿をコントロールする力を回復させます。

  3. 心身のリラックスと不安の軽減:頻尿や切迫感は不安によって悪化するため、自律神経を整えるツボ(首、背中、手首など)を用いて、精神的な緊張を緩和します。これにより、夜間頻尿や外出時の排尿に対する予期不安の軽減に繋がります。


💡 【鍼灸治療の症例】

症例 1:夜間頻尿と強い尿意切迫感の改善ケース

 

  • ・患者様: 60代 男性

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  • ・主訴: 夜間頻尿(夜間に3〜4回トイレに起きる)と、日中の急激な尿意切迫感に悩んでいる。睡眠不足で日中の集中力も低下。

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  • ・症状の経過: 泌尿器科でOABと診断され、薬を服用しているがあまり効果がない。東洋医学では「腎気の不固」と「冷え」が主因。

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  • ・鍼灸アプローチ: 膀胱周囲の神経をターゲットに仙骨部へのパルス療法を実施。全身の「腎」を補い、下半身を温めるお灸を重点的に行った。

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  • ・治療経過と結果: 5回目の施術後から夜間頻尿が2回に減少し、睡眠の質が向上。日中の尿意切迫感の波が穏やかになり、外出時の不安感が軽減された。その後、週1回の治療を継続し、薬の服用を減らすことができた。

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症例 2:ストレスと冷えによる若年性の頻尿・切迫感の改善ケース

 

  • ・患者様: 30代 女性(デスクワーク)

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  • ・主訴: 仕事のストレスが強いときに日中の頻尿(1時間に1回以上)と、軽い尿意切迫感を感じる。手足や下腹部の冷えが強い。

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  • ・症状の経過: 膀胱炎の既往はないが、ストレスで症状が悪化。東洋医学では「肝気鬱結」(ストレス)による膀胱の過敏化と「寒邪」が複合。

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  • ・鍼灸アプローチ: ストレスを解消する「肝」のツボ(太衝など)と、自律神経を整える首のツボにアプローチ。下腹部と足の三陰交に温灸を行い、冷えを解消しつつ膀胱を温めた。

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  • ・治療経過と結果: 3回目の施術後、頻尿の回数が正常値に近づき、日中の尿意切迫感が消失。手足の冷えも軽減されたことで、ストレスを感じても症状が再発しにくい体質へと改善した。


自宅でできる!「過活動膀胱」のセルフケアとおすすめツボ押し

鍼灸院での治療と合わせて、ご自宅でもできるセルフケアを取り入れることで、OABの症状緩和をサポートできます。

 

  • ・「骨盤底筋体操」の実践:排尿をコントロールする筋肉を鍛える骨盤底筋体操(ケーゲル体操)は、OABの基本のセ一つです。毎日無理のない範囲で継続しましょう。

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  • ・「膀胱訓練」:尿意を感じてもすぐにトイレに行かず、少し我慢する時間(例:5分、10分)を徐々に長く取る訓練です。これにより、膀胱の過敏さを和らげ、蓄尿量を増やすことを目指します(ただし、症状が重い場合は医師に相談してください)。

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  • ・簡単なツボ押し:以下のツボを優しく押したり、温めたりするのも効果的です。

    •    ・関元(かんげん):おへそから指4本分下の場所。下腹部を温め、排尿のコントロールに関わる「腎」を補います。

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    •    ・三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本分上の骨の際。泌尿器・生殖器の機能を整え、冷えの改善にも有効です。

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    •    ・太谿(たいけい):内くるぶしとアキレス腱の間。「腎」の働きを直接補い、排尿の力を高めます。


❓ よくある質問(FAQ)

Q1. 鍼灸治療は、OABの薬の服用と併用しても大丈夫ですか?

A. はい、安全に併用していただけます。

 

  • ・OABの薬(抗コリン薬など)は膀胱の異常な収縮を抑える作用がありますが、鍼灸は排尿を司る自律神経の根本的なバランスを整え、冷えや血流を改善します。

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  • ・併用することで相乗効果が期待でき、症状が安定したら医師と相談しながら薬の減量を目指すことができます。


Q2. 鍼灸治療で夜間頻尿は本当に改善しますか?

A. はい、夜間頻尿の改善は、OAB治療において鍼灸が最も得意とする分野の一つです。

 

  • ・夜間頻尿の原因の一つは、冷えや加齢による「腎」の衰えです。鍼灸は、下半身を温め、「腎」の働きを回復させることで、夜間の尿量をコントロールする力を回復させます。

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  • ・また、自律神経を整え、深い睡眠に導くことで、排尿による覚醒(中途覚醒)を防ぐ効果も期待できます。


Q3. OABの治療は恥ずかしいのですが、どのような施術箇所に鍼をしますか?

A. 排尿トラブルの治療において、仙骨部(お尻の上)のツボは非常に重要ですが、下着の中に鍼をすることはありません。

 

  • ・施術は、タオルや着衣の上から、必要なツボに鍼を行います。四肢(手足)のツボだけでも十分な効果が得られるため、デリケートな部位に抵抗がある場合は遠慮なくお申し出ください。患者様のプライバシーと心地よさを最優先します。


Q4. OABの治療にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. OABは膀胱の過敏さを鎮めていく必要があるため、3〜4ヶ月を目安に継続的な治療をおすすめします。

 

  • ・初期(集中期):症状の波を小さくし、切迫感を緩和するため、週1回のペースで自律神経と膀胱周囲の調整を行います。

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  • ・安定期:症状が安定し、特に夜間頻尿が改善したら、月1〜2回のメンテナンスに移行し、体質の維持と再発予防を目指します。


吉祥寺で「過活動膀胱」のつらさにお悩みなら、当院の鍼灸へご相談ください

「頻繁なトイレのせいで外出が怖い」「夜間のトイレで熟睡できない」とお考えではありませんか?吉祥寺にある当院では、過活動膀胱に伴う頻尿、尿意切迫感、夜間頻尿といったつらい症状にお悩みの方に対し、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの鍼灸治療を行っています。

あなたの排尿に関する不安を解消し、心にゆとりのある快適な毎日を取り戻せるよう、心を込めてお手伝いさせていただきます。まずはお電話またはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

 

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