【吉祥寺頚椎症鍼灸】首の痛み、手のしびれ、頭痛でお悩みの方へ

2025.11.03

「首から肩、腕にかけて電気が走るような痛みやしびれがある」「手の指先がジンジンして、細かい作業がしにくい」「レントゲンやMRIで頸椎の変形や神経の圧迫を指摘された」。このような症状は、「頚椎症（けいついしょう）」の可能性があります。頚椎症は、加齢に伴う頸椎（首の骨）の変形や椎間板の変性、あるいは靭帯の肥厚などによって、首の神経の通り道が狭くなり、脊髄（せきずい）や神経根が圧迫されることで発症します。圧迫される神経の部位によって、「頚椎症性神経根症（腕や手のしびれ・痛み）」や「頚椎症性脊髄症（両手足のしびれ、歩行困難）」などに分類され、日常生活に深刻な影響を及ぼします。

この記事では、頚椎症の主な症状と原因、そして、神経圧迫による症状を緩和し、血流を改善させるサポートに鍼灸がどのように役立つのかをご紹介します。吉祥寺にある当院の鍼灸は、医療機関での診断を前提に、首周辺の筋緊張の緩和、血流の強力な改善、そして自然治癒力を高めることを目指します。

あなたの不調は「頚椎症」？主な症状と必ず医療機関へ

頚椎症の症状は多岐にわたり、放置すると重篤な症状に進展する可能性があるため、注意が必要です。

頚椎症の主な症状（神経根症の場合）

・首から肩、腕への痛みとしびれ: 片側（または両側）の首から肩甲骨、腕、指先にかけて、放散するような鋭い痛みやしびれがあります。
・特定の動作での悪化: 首を後ろに反らす、あるいは患側（痛む側）に傾けるなどの動作で、痛みやしびれが強くなります。
・手の感覚異常や筋力低下: しびれとともに、指先の感覚が鈍くなる（感覚鈍麻）ことや、握力が低下するなど、手の機能に影響が出ることがあります。

重要な注意点：必ず医療機関を受診してください

特に、両手足のしびれ、ボタンがかけにくい、お箸が持ちにくいなど、両側の症状や巧緻運動障害（細かい動作の障害）、歩行障害を伴う場合は、脊髄症の可能性があり、専門医の診察と適切な治療（場合によっては手術）が必要となります。自己判断せずに、症状を自覚したら速やかに整形外科などの医療機関を受診し、適切な診断を受けることが必須です。

吉祥寺にある当院の鍼灸治療は、医療機関での診断と治療を前提としたものであり、症状の緩和、神経周囲の血流改善、体質改善による回復促進をサポートを目的としています。

なぜ「頚椎症」が起こるのか？東洋医学から見た問題

頚椎症の直接的な原因は骨の変形や神経の圧迫ですが、東洋医学では「不通即痛」の理論に基づき、「気血の循環不良」に着目します。

東洋医学から見た「頚椎症」と体質

東洋医学では、痛みやしびれを、五臓六腑の「肝（かん）」、「腎（じん）」、そして「気血（きけつ）」の巡りの問題として捉えます。

・不通則痛（ふつうそくつう）と気血の滞り: 東洋医学における痛みの根本原因は「気血の流れが悪くなった結果、痛みやしびれが生じる」という考え方です。頚椎症の場合、頸部や肩周辺の筋肉が過剰に緊張することで、神経周辺の血流（気血）が滞り（瘀血）、痛みやしびれを悪化させると考えます。
・腎虚（じんきょ）と骨・関節の衰え: 「腎」は骨や関節、加齢を司る源です。加齢や過労により「腎」の力が衰えると、頸椎の変性や骨の棘（骨棘）ができやすくなり、頚椎症の根本原因となると考えます。
・肝（かん）の不調と筋緊張: 「肝」は筋や靭帯の柔軟性を司ります。ストレスなどによる「肝」の機能低下は、首から肩にかけての筋肉を過度に緊張させ、これが頸椎への負担を増やし、症状を悪化させると考えます。

このように、頚椎症を「神経の圧迫」だけでなく、「全身の血流不良、骨や組織の修復力不足、筋の過緊張」として捉え、総合的な体質改善を目指します。

【吉祥寺頚椎症鍼灸】がつらい症状にアプローチできる理由と目的

頚椎症に対する鍼灸治療は、現代医療の診断・治療を補完する形で行われます。鍼灸は主に、神経圧迫による症状の緩和、血流の改善、そして自然治癒力の向上を目的としています。

当院の施術：「深部の血流改善」と「全身の調整」

当院の施術では、以下の流れで頚椎症にアプローチします。

頸部・肩甲骨周辺の深部筋の緊張緩和: 首の痛みやしびれの原因となる首の奥深くの筋肉（深層筋）や、肩甲骨周辺の凝りに対し、鍼で直接アプローチし、過剰な筋緊張を緩めます。これにより、神経への間接的な圧迫を軽減します。
鍼通電療法（パルス療法）による血流促進と鎮痛: 頸部や腕の関連ツボに鍼を刺し、微弱な電流を流す鍼通電療法（パルス療法）を併用することがあります。これにより、神経周辺の血流を強力に改善し、しびれや痛みの感覚閾値を上げ、鎮痛効果を高めます。
「肝腎」を整える全身調整（本治法）: 東洋医学の観点から、骨や関節の修復力に関わる「腎」や筋の柔軟性に関わる「肝」の機能を高めるよう、手足や背部のツボを調整します。全身の血流と活力を高めることで、症状が再発しにくい身体へと導きます。

吉祥寺で「頚椎症」に伴う症状でお悩みなら当院の鍼灸へ

吉祥寺にある当院では、頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアと診断され、現代医療での治療を受けられている方で、慢性的なしびれ、痛みの繰り返し、手術を避けたいとお悩みの方に対し、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの鍼灸治療を提供しています。

自宅でできる！「頚椎症」のセルフケアとおすすめツボ押し

鍼灸院での治療や医療機関での指示と合わせて、ご自宅でもできるセルフケアを取り入れることで、症状の悪化を防ぎ、回復をサポートできます。

・首を反らす動作を避ける: 首を後ろに反らす動作は、神経を圧迫し症状を悪化させやすいため、特に安静時は避けるようにしましょう。顎を軽く引く姿勢を心がけます。
・首・肩を温める: 炎症が落ち着いている慢性期は、ホットパックや蒸しタオルで首や肩甲骨周辺を温め、血流を改善し、筋肉の緊張を緩めましょう。
・簡単なツボ押し: 以下のツボを優しく押したり、温めたりするのも効果的です。
- 　　　・天柱（てんちゅう）: 首の後ろ、髪の生え際の外側。首の緊張緩和、血流促進に役立ちます。
- 　　　・手三里（てさんり）: 肘を曲げた時のシワの外側から指3本分下。腕や手の痛み・しびれに効果的なツボです。
- 　　　・合谷（ごうこく）: 手の甲、親指と人差し指の骨が交わる付け根。全身の血流を促進し、鎮痛に役立つ万能ツボです。