【吉祥寺野球肩鍼灸】投球時の痛み、パフォーマンス低下でお悩みの方へ武蔵野市を代表する鍼灸院

【吉祥寺野球肩鍼灸】投球時の痛み、パフォーマンス低下でお悩みの方へ

2025.11.10

「投球動作の特定のフェーズ（コッキング期や加速期など）で肩に鋭い痛みが走る」「遠投や全力投球ができなくなり、球速やコントロールが低下した」「病院でインピンジメント症候群や腱板炎と診断された」。このような症状は、「野球肩」と呼ばれ、野球を始めとする投球動作を繰り返すスポーツ選手に特有の肩の痛みの総称です。野球肩の原因は、単なる筋肉の使いすぎ（オーバーユース）だけでなく、投球フォームの乱れ、体幹や股関節の機能低下、そして肩関節周囲のインナーマッスルの炎症など、多岐にわたります。痛みを我慢して投球を続けると、腱板損傷や関節唇損傷（SLAP損傷）といった重篤な怪我に発展し、選手生命に影響を及ぼすこともあります。

この記事では、野球肩の主な症状と原因、そして、炎症を鎮静し、肩関節の安定性と投球パフォーマンスを回復させるサポートに鍼灸がどのように役立つのかをご紹介します。吉祥寺にある当院の鍼灸は、医療機関での診断を前提に、患部の炎症鎮静、深層筋（インナーマッスル）の機能改善、そして投球に必要な体幹の連動性を高めることを目指します。

あなたの不調は「野球肩」？主な症状と必ず医療機関へ

野球肩の痛みは、投球動作のフェーズによって感じ方が異なり、原因の特定に役立ちます。

野球肩の主な症状と分類される疾患

野球肩に含まれる代表的な疾患とその症状です。

・肩峰下インピンジメント症候群/腱板炎: 腕を上げる動作や投球のコッキング期やフォロースルー期で、肩の前面や側面に痛みを感じます。肩のインナーマッスル（腱板）の炎症や損傷が原因です。
・関節唇損傷（SLAP損傷など）: 投球時の加速期やフォロースルー期に、肩の深部に引っかかりや強い痛みを感じます。関節の安定性を担う関節唇という軟骨組織の損傷が原因です。
・リトルリーグショルダー（上腕骨近位骨端線障害）: 主に成長期の選手に見られ、投球時や投球後に上腕骨の成長軟骨部分に痛みを感じます。成長軟骨への過度な負担が原因です。

重要な注意点：必ず医療機関を受診してください

肩の痛みは、腱板断裂や関節唇損傷、骨折など、重篤な疾患が原因である可能性もあります。自己判断せずに、症状を自覚したら速やかに整形外科などの医療機関を受診し、適切な診断（画像検査やエコー検査など）を受けることが必須です。特に成長期の選手は、専門医の指示に従い、適切な対応をとってください。

吉祥寺にある当院の鍼灸治療は、医療機関での診断と治療（投球中止、リハビリなど）を前提としたものであり、症状の緩和、筋肉の機能改善、早期の競技復帰をサポートを目的としています。

なぜ「野球肩」が起こるのか？東洋医学から見た問題

野球肩は使いすぎやフォームの乱れが原因ですが、東洋医学では「筋腱の柔軟性不足」や「気血の停滞」に着目します。

東洋医学から見た「野球肩」と体質

東洋医学では、筋肉や関節の炎症・痛みを、五臓六腑の「肝（かん）」、「腎（じん）」、そして「気血（きけつ）」の巡りの問題として捉えます。

・肝（かん）と筋腱の柔軟性: 東洋医学で「肝」は筋や靭帯の柔軟性を司り、「血（けつ）」を貯蔵します。「肝」の血が不足すると、肩関節周囲の腱や関節包が硬く脆くなり、投球のような激しい動作の衝撃に耐えられず、炎症や損傷を起こしやすくなると考えます。
・腎（じん）と関節・疲労: 「腎」は骨や関節、そして生命エネルギー（精）を司る源です。過度な練習や疲労により「腎」の力が衰えると、肩関節周辺の組織の修復力が低下し、炎症が慢性化しやすい状態になります。
・気血の停滞（瘀血）: 炎症や損傷がある患部には、血流の滞り（瘀血）が生じ、これが痛みを強めます。鍼灸は、この肩関節周辺の「気血」の停滞を改善し、炎症による痛みを緩和する作用に優れています。

このように、野球肩を「局所の損傷」だけでなく、「全身の筋腱の柔軟性、修復力の低下、そして血流不良」として捉え、総合的な体質改善を目指します。

【吉祥寺野球肩鍼灸】がつらい症状にアプローチできる理由と目的

野球肩に対する鍼灸治療は、現代医療の診断・治療を補完する形で行われます。鍼灸は主に、炎症の鎮静、インナーマッスルの機能回復、そして投球に必要な体幹との連動性の改善を目的としています。

当院の施術：「インナーマッスルへのアプローチ」と「全身の機能回復」

当院の施術では、以下の流れで野球肩にアプローチします。

インナーマッスルへの深部アプローチ: 痛みの原因となっている腱板（棘上筋、棘下筋など）や、関節包といった肩の深部に鍼刺激を施し、深部の緊張を緩め、血流を強力に促進します。これにより、インピンジメントの原因となる肩関節内の圧力を軽減します。
鍼通電療法（パルス療法）による炎症鎮静: 患部や関連する経絡に微弱な電流を流す鍼通電療法（パルス療法）を併用することで、強い痛みや炎症を早期に鎮静させ、組織の修復を促します。
体幹・股関節との連動性改善: 投球動作のパフォーマンスと肩への負担軽減には、体幹や股関節の動きが不可欠です。肩だけでなく、胸郭、背中、股関節の緊張も調整し、全身の連動性を高めることで、肩にかかるストレスを分散させます。

吉祥寺で「野球肩」に伴う症状でお悩みなら当院の鍼灸へ

吉祥寺にある当院では、野球肩、インピンジメント症候群、腱板炎と診断され、現代医療での治療を受けられている方で、投球時の慢性的な痛み、パフォーマンスの低下、早期の競技復帰を望まれる方に対し、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの鍼灸治療を提供しています。

自宅でできる！「野球肩」のセルフケアとおすすめツボ押し

鍼灸院での治療や医療機関での指示と合わせて、ご自宅でもできるセルフケアを取り入れることで、症状の緩和と回復をサポートできます。

・急性期のアイシングと安静: 投球後の痛みや熱感が強い場合は、速やかに投球を中止し、患部をアイシング（冷却）して炎症を鎮静させましょう。
・肩甲骨周りのストレッチ: 痛みのない範囲で、肩甲骨周りの筋肉（広背筋、菱形筋など）のストレッチを丁寧に行い、肩甲骨の可動域と胸郭の柔軟性を保ちましょう。
・簡単なツボ押し: 以下のツボを優しく押したり、温めたりするのも効果的です。
- 　　・肩ぐう（けんぐう）: 肩を上げた時にできるくぼみ。肩関節周囲の痛みや動きの制限に効果的です。
- 　　・曲池（きょくち）: 肘を曲げた時のシワの外側端。肩から腕にかけての炎症や痛みを鎮静します。
- 　　・合谷（ごうこく）: 手の甲、親指と人差し指の骨が交わる付け根。全身の気の巡りを整え、鎮痛に役立ちますｍ。