【吉祥寺有痛性外脛骨鍼灸】内くるぶし下の痛み、扁平足でお悩みの方へ武蔵野市を代表する鍼灸院

【吉祥寺有痛性外脛骨鍼灸】内くるぶし下の痛み、扁平足でお悩みの方へ

2025.10.20

「運動後や長時間歩くと、内くるぶしの下が出っ張った骨のあたりが痛む」「痛みが強くて、スポーツを休まざるを得ない」「偏平足を指摘されており、痛みが引いても再発を繰り返す」。このような症状は、「有痛性外脛骨（ゆうつうせいがいけいこつ）」の可能性があります。外脛骨とは、足の舟状骨の内側に過剰に存在する小さな骨のことで、これ自体は病気ではありませんが、この骨に付着する後脛骨筋（こうけいこつきん）の腱が過度に引っ張られたり、靴との摩擦で刺激されたりすることで、炎症と痛みを引き起こします。特に、成長期のお子様や、偏平足で足に負担がかかりやすい方に多く見られ、スポーツ活動に大きな支障をきたします。

この記事では、有痛性外脛骨の主な症状と原因、そして、炎症を鎮静し、足の機能を安定させるサポートに鍼灸がどのように役立つのかをご紹介します。吉祥寺にある当院の鍼灸は、医療機関での診断を前提に、後脛骨筋の深部の緊張緩和、足関節周辺の血流改善、そして足の機能回復を目指します。

あなたの不調は「有痛性外脛骨」？主な症状と必ず医療機関へ

有痛性外脛骨の痛みは、特に運動時や荷重時に顕著に現れます。

有痛性外脛骨の主な症状

・内くるぶし下の痛みと腫れ: 内くるぶしの約2cm下にある、出っ張った骨の周囲に圧痛（押すと痛む）や腫れ、熱感を伴う痛みがあります。
・運動時や長時間の歩行での悪化: ランニング、ジャンプ、または長時間立っているなど、足に負荷がかかる動作で痛みが強くなります。
・足部の変形（扁平足）との関連: 多くのケースで、土踏まずが低下した扁平足や、歩行時に足が過度に内側に倒れ込む過回内（オーバープロネーション）といった足の不安定性を伴います。
・後脛骨筋の緊張: 後脛骨筋は土踏まずを支える重要な筋肉で、その腱が外脛骨を引っ張ることで炎症を起こすため、この筋肉の走行に沿って強い張りや凝りを感じることがあります。

重要な注意点：必ず医療機関を受診してください

足の痛みや腫れは、疲労骨折や靭帯損傷など、他の疾患が原因である可能性もあります。自己判断せずに、症状を自覚したら速やかに整形外科などの医療機関を受診し、適切な診断（レントゲン検査など）を受けることが必須です。

吉祥寺にある当院の鍼灸治療は、医療機関での診断と治療（安静、インソール作製など）を前提としたものであり、症状の緩和、炎症鎮静、足の機能回復に必要な筋肉の調整をサポートを目的としています。

なぜ「有痛性外脛骨」が起こるのか？東洋医学から見た問題

有痛性外脛骨は足の構造的な問題とオーバーユースが原因ですが、東洋医学ではその背景に「脾や肝の機能低下」があると考えます。

東洋医学から見た「有痛性外脛骨」と体質

東洋医学では、足や筋肉・関節の不調を、五臓六腑の「肝（かん）」、「脾（ひ）」、そして「腎（じん）」の機能異常と強く関連付けて捉えます。

・肝（かん）と筋・靭帯: 「肝」は筋や靭帯の柔軟性を司り、「血（けつ）」を貯蔵し全身に巡らせます。「肝」の機能が低下すると、後脛骨筋の腱が硬く、負荷に対する耐性が低下し、炎症を起こしやすくなると考えます。
・脾（ひ）と筋肉: 「脾（消化器系）」は全身の筋肉の働きを支える「気血」を生み出す源です。「脾」の機能が低下すると、足の筋力の回復が遅れたり、疲労が蓄積しやすくなり、後脛骨筋の疲労を加速させ、炎症を慢性化させます。
・湿熱（しつねつ）の停滞: 炎症と腫れが強い状態は、東洋医学でいう「熱」の症状です。これに足のむくみや水分代謝の悪さ（湿）が加わることで、「湿熱」として足関節周辺に滞り、症状が長引きやすくなると考えられます。

このように、有痛性外脛骨を「局所の炎症」だけでなく、「筋力や柔軟性の低下、炎症を長引かせる体内の湿熱の滞り」として捉え、総合的な体質改善を目指します。

【吉祥寺有痛性外脛骨鍼灸】がつらい症状にアプローチできる理由と目的

有痛性外脛骨に対する鍼灸治療は、現代医療の診断・治療を補完する形で行われます。鍼灸は主に、後脛骨筋の深部の緊張緩和、炎症の鎮静、そして足の機能を支える体質改善を目的としています。

当院の施術：「深部の緊張緩和」と「炎症の鎮静・体質調整」

当院の施術では、以下の流れで有痛性外脛骨にアプローチします。

後脛骨筋への深部アプローチ: 外脛骨に付着し、痛みの原因となっている後脛骨筋は深部にあり、マッサージでは届きにくい筋肉です。鍼でこの筋肉の過剰な緊張を直接緩め、腱にかかる牽引ストレスを軽減します。
炎症の鎮静と血流促進: 患部とその周辺のツボ（太渓、照海など）に鍼刺激を施し、深部の血流を強力に促進します。これにより、炎症物質の排出を促し、強い痛みや腫れを早期に鎮静させることを目指します。
「肝脾」を整える全身調整（本治法）: 東洋医学の観点から、筋の柔軟性に関わる「肝」や筋肉の活力に関わる「脾」の機能を高めるよう、手足や下腿のツボを調整します。全身のバランスを整え、足のアーチを支える筋肉が機能しやすい、再発しにくい身体のベースを作ります。

吉祥寺で「有痛性外脛骨」に伴う症状でお悩みなら当院の鍼灸へ

吉祥寺にある当院では、有痛性外脛骨と診断され、現代医療での治療を受けられている方で、慢性的な内くるぶし下の痛み、扁平足による足の不安定さなどにお悩みの方に対し、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの鍼灸治療を提供しています。

自宅でできる！「有痛性外脛骨」のセルフケアとおすすめツボ押し

鍼灸院での治療や医療機関での指示と合わせて、ご自宅でもできるセルフケアを取り入れることで、症状の緩和と回復をサポートできます。

・安静とアイシング: 急性期で痛みや熱感が強い場合は、運動を控え、患部をアイシングして炎症を鎮静しましょう。
・後脛骨筋のストレッチ: 痛みのない範囲で、ふくらはぎの内側や土踏まずのストレッチを行い、後脛骨筋の柔軟性を保ちましょう。
・簡単なツボ押し: 以下のツボを優しく押したり、温めたりするのも効果的です。
- 　　　・太渓（たいけい）: 内くるぶしとアキレス腱の間。「腎」を補い、足関節の不安定性や痛みに効果的です。
- 　　　・照海（しょうかい）: 内くるぶしの真下。足首周りの炎症と血流改善に役立ちます。
- 　　　・太白（たいはく）: 足の親指の付け根、骨の後ろのくぼみ。「脾」を整え、足の筋肉をサポートします。